2025年2月25日火曜日

2024年度 英語教員のFDミーティング

 英語教員の田中景です。英語科では毎年、特任教員が中心となって英語FDミーティングを企画・開催しています。英語FDミーティングは、本学の特任・専任・非常勤教員が英語教育の課題や教授法について学び、新たな知見を得るための勉強会で、専門家をお招きしてお話を伺い、教授法のワークショップを行うなどしています。今年度のミーティングは、去る2月12日(水)に開催されました。今回はインフルエンザの流行もあって、直前に体調を崩される方々があり、例年よりも少なめの25名が出席いたしました。

 今年度のミーティングは「英語学習者の動機づけ」、つまり、英語を母語としない大学生にどのようにして英語学習へと動機づけるかをテーマとしました。前半部では、専任教員で動機づけがご専門の関先生が、ご自身の教職生活の中で出合った学生たちとの交流を通して段階的に得られた動機づけの視座と、その結果としての今日の教育哲学について発表されました。


 10分間のコーヒーブレイクを挟んで、後半部は、関先生が特任教員の小林先生と石川先生に質問する形で、お二人の英語教育の実践現場における動機づけの取り組みや、学生一人一人とどのように向き合い、関係性を築いているかなどについて伺いました。その後、フロアから発表者3人への質疑応答、参加者を小グループに分けてのディスカッションと続きました。全体を通して、発表者とオーディエンスの間の垣根のないオープンで活発な意見交換が繰り広げられ、大変充実した会となりました。



2025年2月14日金曜日

2024年度「総合教育研究発表会」レポート

  2月6日(木曜日)、2024年度の「総合教育研究」の発表会が開かれました。「総合教育研究」は、全学共通教育センターが開講する卒業研究・制作に相当するもので、2年次以降のゼミである「総合教育演習」で学んだ成果を発展させて、論文や制作にまとめあげるものです。2014年度より、全学共通教育センターの公式行事として、「総合教育研究」の発表会を開催しています。またこの発表会は、2021年度からスタートした「教養探求プロジェクト」の所属学生による研究成果の発表会も兼ねています。

 今年度に発表したのは、阿部先生上野先生鈴木先生のご指導を受けた、3名の学生さんでした。1人あたりの発表時間は、質疑応答を含めて30分で、発表のタイトルは以下の通りでした。

(1)「RPG×アクションゲーム「REVENG」の制作について」(阿部ゼミ)

(2)「陸上長距離選手のトラック走においての代謝反応 〜トレッドミル走との比較〜」(鈴木ゼミ)

(3)「女君たちの死と光源氏―『源氏物語』に描かれる死を視座として―」(上野ゼミ)

 総合教育演習・研究の多様性を反映して、今年度は、プログラミング、スポーツ科学、日本文学、と様々な分野の研究の発表がなされました。なお、各発表に対しては、聴講した教員による「ルーブリック」を用いた評価も行われ、その結果は学生指導に活かすことになっています。

 発表された学生さんはお疲れ様でした。またご聴講いただいた学生さん、先生・職員のみなさんには厚く御礼申し上げます。「自然の構造」他担当の榎基宏が記しました。

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