2015年6月4日木曜日

TKUサイエンスカフェ「コンテンツの生まれかたと受けとりかた」


「地球の科学」ほか担当の新正です。。6月4日(木)に学習センター講座スペースにて、今年度初回の「TKUサイエンスカフェ」が開催され、約30名をの学生・教職員が聴講しました。サイエンスカフェは、学外の若手研究者をお招きして、ケーキやコーヒーを楽しみながら最先端の科学の話題に触れ自由に議論できる場です。本学では2011年度から毎年複数回開催されています。


今回は、明治大学の山中祥太さんに「コンテンツの生まれかたと受けとりかた」というタイトルでお話しいただきました。



最初にYouTubeに1日どれくらいの長さの動画がアップロードされるか?という、つかみの質問から始まり(答え:1日で49年分)、ニコニコ動画のコメントから何がわかるか、視線計測器を用いて動画に注視点を加える試みなど、実例を交えながら次々に紹介されました。

コンテンツの受け止め方の話の中では、画像加工技術が普及してから心霊写真を扱う本やテレビが減ったことなどをPhotoshopでの実演をふくめて説明されたのが印象に残りました。

さらに発表した「その後」のムーブメントとして2次創作、3次創作の支援について述べられ、動画だけでなく、書道!の例も見せていただきました。

最後に所属研究室の取り組みの紹介をされ、プレゼンテーションの支援、音楽演奏の支援、ラッピング支援、不可能立体の3Dモデルなど、数多くの例をあげて解説されました。コンテンツを作る、公開する、公開後の支援と総合的にとらえて多様な研究が行われている様子が伝わってきました。

日頃ネット動画に親しんでいる学生からは、自分の経験にも紐付いた具体的な質問が沢山出て講演後も盛り上がりました。帰り行く学生からも「面白かったな」の会話が聞こえてきました。

カフェなのでコーヒーとケーキが振舞われます。
TKUサイエンスでは、サイエンスカフェに加えて、学外の研究施設等を見学するサイエンスツアーも催行します。次回サイエンスツアーは、7/2(木曜)の14:40〜17:00で小金井にある、情報通信研究機構(NICT)を見に行きます。大学で集合してのんびり歩いて行けます。ぜひご参加下さい。申し込みは学習センターまで(参加対象は本学学生です)。
※NICTには日本の「時間」を守っている部署もあります。JR武蔵小金井駅の時計を注意してみてください。

【参考】