「地球の科学」ほか担当の新正です。
6月17日の夕刻に、1年ぶりのセンターコロキウムを開催しました。講演者は淑明女子大学韓国語文学科のクォン・ソンウ教授で今年の2月より客員研究員として、東経大に滞在されています。講演者を含め15名の参加を得ました。
演題は「没落の三つの感覚―大学の没落を中心に」ということで、韓国における社会・大学・文学の3つの没落の中でも、特に大学事情を中心にお話しいただきました。
大学の没落の要因として、
・オンライン講座、通信教育の普及
・大学進学人口の減少、さらに進学率の低下
・大学に対する資本の影響力の増大
・就職第一の文化
をあげられそれぞれについて、具体的な事例に即して詳細に話されました。例えば進学者の減少が目に見えている中で、就職に結びつく教育が求められ、学科として人文学や基礎的な自然科学が減らされつつあること、教員数の削減に関連して、非正規化が進んでいることなどを挙げられました。また、そのような状況下で学問的な後輩を育てるのが難しい、すなわち優秀な学生にも(人文学など「実学」的でない分野では)大学院に行くことを勧められず、頑張って勉強している学生に申し訳ないということでした。

講演者の紹介の労をお取りいただいた徐京植先生、通訳をしてくださった金成垣先生に厚く御礼申し上げます。また会議・お仕事の合間を縫ってご聴講くださった皆様、ありがとうございました。
センターコロキウムが開催されました!(2014年6月開催)
センターコロキウムを開催しました(2013年6月開催)