2013年11月18日月曜日

読書会で読書の秋。

フランス語と倫理学担当の相澤です。
11月15日の夕刻、図書部で読書会を開催しました。

 読書会とは、参加者全員が課題図書を読み、発見や感想、意見を話し合って読書体験を深めるものです。と書くと、ハードル高い気がしますが、難しいことは抜きに、本を読んであーだこーだ話し合って楽しもう!という趣旨です。

コーヒーを片手に、
語り合う人々。
 今回は、私の愛読書である小谷野敦『もてない男』(ちくま新書、1999年)を課題図書とし、参加者四名(学生二名、職員一名、教員一名=私)で、本に触発された色々な思いや考えを語り合いました。


恋愛をテーマにした本なので、ついつい熱くなってしまう...というわけで、予定の一時間半はあっという間に過ぎていきま した。外は真っ暗になった18時前、まだしゃべり足りないなあという気分でお開きとなったのでした。
 
 とても楽しかったので、第二回も企画したいと考えています。

恋愛にまつわる様々な苦しさ、難しさを扱った本書。自らの体験をもとに、正直に語る著者の真摯さ、思考のオリジナリティにはっとさせられます。また、文学、映画、漫画など様々な素材をもとに論じる手腕も鮮やかです。

いろんな発見の機会を与えてくれる本書、図書館貸し出しカウンター前に設置された教養の本棚でも展開中です(私の推薦本)。興味を持った方はぜひ手に取ってみてください。