2016年1月21日木曜日

知的書評合戦—ビブリオバトル(学生編)を行いました

東経大図書館では、学生に向けたさまざまなイベントを行っています。1月14日の夕刻には東経大図書部主催の「ビブリオバトル(学生編)in TKU」を開催しました。

ビブリオバトルではそれぞれがオススメの本を持ち寄り5分間で聴衆にむけプレゼンを行います。聴衆はそのプレゼンを聞いてどの本が一番読みたいと思ったかを投票して、1位となったチャンプ本を決定します。

12月には教職員編のビブリオバトルが開催され、白熱の戦いが展開されました。
ビブリオバトル(教職員編)が行われました、をご参照ください)

図書部の板橋先生の軽妙な司会進行のもと、まず発表順を決めて、下に記す順番でそれぞれのオススメ本のプレゼンを行っていきました。

  • 中川亜里紗さん(経営1年)いしいしんじ『ぶらんこ乗り』新潮文庫
  • 諏訪竜也さん(経営1年) 辻村深月『図書室で暮らしたい』講談社
  • 志田拓哉さん(経営3年) 石持浅海『月の扉』光文社文庫
  • 引地昭人さん(経営2年) 森博嗣『詩的私的ジャック』講談社文庫
  • 小島邦裕さん(経営1年) 青木雄二『ゼニの人間学』ロングセラーズ

5名の学生は緊張しつつも、それぞれの思い入れが現れた中身の濃いプレゼンを行いました。本のここが好きであるという語り、本との出会いについて、中学のとき貴重なお小遣いで本を手に入れた話、小説のモチーフの美しさ、本の著者について、本の題名に込められた意味、本に記された思想への共鳴、などなど多様で聞き応えがありました。

それぞれのプレゼンに引き続き3分程度で質疑やコメントがなされ、5人全員が終わったところで投票タイムに移りました。


話題が本当に豊富であったので、私自身もおおいに迷いつつ投票をしました。結果として、志田さんご推薦の『月の扉』がチャンプ本に選ばれ、ビブリオバトルはお開きになりました。


2015年度東経大教育改革支援制度からの援助を得て活動している「図書部」としてのイベントはこれが最後になるかと思いますが、東経大図書館では今後も学生に本と図書館に親しんでもらうイベントを行っていきます。

「地球の科学」ほか担当の新正がお送りしました。



図書館によるレポート
学生記者によるレポート