2014年8月17日日曜日

他大学のゼミに参加 ―教員の夏休み編1―

倫理学とフランス語担当の相澤です。

授業がない夏休みに教員は何をしているのか? 疑問に思う方もいるかもしれません。我々教員は、時間の余裕のある夏休みに、調査に出かけたりじっくり論文に取り組むなどして研究を進めたり、研究成果を発表したりしています。合宿をして、普段とは違うゼミ活動を行う教員も多いですね。今回は「教員の夏休み編」として、センター所属教員の何名かで夏休みの活動を紹介します。第一弾は私。他大学のゼミに呼ばれて講演したことを報告したいと思います。

去る8月3日、福岡大学の宮野真生子ゼミと九州産業大学の藤田尚志ゼミの合同ワークショップにゲスト講師として呼ばれて、最近の研究をお話してきました。宮野ゼミと藤田ゼミは二年前から、数ヶ月に一度合同ゼミを開催し、相互に学びを深めているとのこと。今回は17回目(!)の合同ゼミ。雨の日曜日だというのに、朝から多くのゼミ生が集まっていて嬉しい驚きでした。

対話する(?)人々。

今回のゼミのテーマは「自由な主体?―"性的身体"としてのわたしたち―」。私が「私のことは私が決める!決められる?―ピルを例に考える―」というタイトルでお話しし、もうお一方、九州大学の古賀徹先生が「性的自己決定というときの「自己」とは何か」というタイトルで発表されました。二つの発表の後にゼミ生との質疑応答、ディスカッションを行いました。


午後には宮野・藤田ゼミ生のみならず、同大学の他のゼミ生や卒業生、さらには案内を見て来てくださった学外の方まで、総勢40名ほどが聞きに来て、活発に質問や意見を出してくださいました。いろんな意見を聞いて、私も勉強になりました。

最後にみんなで記念写真。
普段の私のゼミでは、6名のゼミ生とこじんまりと文献を読んだり、発表の練習をしたりしています。今回、外部のゼミに参加して、学生との勉強の仕方や指導の仕方を改めて考える機会となりました。何よりも、いろんな学生さんとお話できたのがとても楽しかった。呼んでくださった宮野先生、藤田先生、そして合同ゼミに参加してくださったみなさまに感謝です。また機会があれば、福岡に行きたい!と思っています。


というわけで、教員の夏休み編第一回はここまで。次はどなたの夏休み報告でしょうか...?お楽しみに。