2014年4月8日火曜日

2013年度卒論執筆者の声(その2)

前回 に引き続き、2013年度に「総合教育研究」で論文作成に取り組んだ方の感想をご紹介します。今回は、経済学部経済学科の佐藤友祐さんの感想です(指導教員:麻生博之教授)。
(佐藤さんも、卒論提出後、卒論発表会に参加してくださいました。こちらの記事もご覧ください。)
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 私にとって卒論執筆は、文章を書くことに対する苦手意識を克服したいという思いから始まりました。執筆している最中は、先生のアドバイスを参考に、自分の文章と格闘しました。すると、何度も文章を書き直すうちに、だんだんと自分の文章がよくなっていることが自分でも分かるようになりました。論文を書き終えた今、完成版を初めて執筆したものと見比べると、表現力が明らかに向上したと感じることが出来ます。

 卒論制作によって得られたものの中には、書いている最中に気づくものもありました。それは、ある一つの物事に関して長い時間をかけて考えをめぐらすことで、「これだけは主張したい」といえることが見つかったことです。この経験は、人の意見に流されることが多い私にとって、大きな進歩といえます。この経験を通して、自分に自信を持つこともできました。今後の人生において、様々な意見に流されてしまい、再び自分の自信が揺らいでしまうこともあるかもしれません。そんな時は卒論を読み返そうと思います。論文を読むことによって、自分が何を大事にしたいのかを再確認し、自信を取り戻すきっかけとなるはずです。

 このように、今の自分を成長させるきっかけになるだけでなく、今後の人生の手助けとなるという意味においても、卒論執筆は挑戦する価値のあるものだと感じます。テーマ設定に迷ったり、いざ書き始めてみても有効な資料が見つからないなど、うまくいかないことばかりで時間だけが経ってしまうことが何度もありました。ですがそんな経験も、終わってしまえば有意義な期間だったと振り返ることができます。これまでの学生生活のすべてを表現し、形に残す手段として最も手っ取り早いのは、卒業論文であると考えることもできます。

 少しでも卒論を書いてみようか迷っている方は、是非、取り組んでみてほしいと思います。

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いかがでしょう? 大変な作業をやり遂げたからこその自信が伝わります。多くの方が、佐藤さんのように卒論を通して「学生生活のすべてを表現し、形に残」してほしいなあと思います。
総合教育研究履修の手順について、詳細はこちら をご覧ください。多くの方の履修をお待ちしています。