2015年4月23日木曜日

フランスより

フランス語と倫理学担当の相澤伸依です。(といっても、以下に述べる事情のため、両科目とも別の先生に担当していただいています。)

今年度、私は国外研究員としてフランスのパリに滞在しています。4月2日に到着して三週間が経ち、少し生活が落ち着きました。そこで、これから時々、フランスでの生活の様子を投稿したいと思います。

東京よりも緯度が高いので、20時過ぎまで明るい。
日中は、芝生でくつろぐ人がたくさん。

私は、パリ市14区(南の方)にある国際大学都市(通称「シテ」)に住んでいます。ここは、フランスの高等教育機関で学ぶ留学生・フランスの学生・研究者のために建てられた寮がたくさん建っている地区です。私の住まいもその寮の一室。この地区は、世界各国の人々が住んでいて、大変「国際的」な場所。活気あふれる周りの雰囲気に飲まれて、私も10歳若返ったような、久しぶりの学生気分を味わっています。


外観はこんな感じ。年代物の素敵な建物で、中は現代風に改造されています。とはいえ、古い建物なので、扉の立て付けは悪いし、階段はギシギシいうし、エレベーターはないし(だから、到着時にスーツケースを運ぶのが本当に大変でした)。フランスでは100年前、200年前の建物に住むのはよくあること。日本の最新の建物と同じ快適さを求めてもお門違いです。

シャワー(湯船はない)、トイレ、台所共用の建物も多いのですが、幸い私は全部揃ったワンルーム(フランス語では「ステュディオ」)を割り当ててもらったので、快適に過ごしています。もっとも、台所が共用だと、他の住人と出会う機会が増えて友達ができやすかったりするので、一長一短です。

こんな場所で、これから研究生活を送ります。フランス生活のいろいろ、書きたいことはたくさんあるのですが、続きは次回に。