本日の課題図書は、西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』(角川文庫、2011年)。学生6名、職員1名、教員2名(心理学の野田淳子先生と私)の9名で、この本を読んで感じたこと、考えたこと、気になったことを話し合いました。著者の波瀾万丈の人生をたどりながら、生活と切り離すことのできない「カネ」について語るこの本。様々な視点から読み込むことができます。
自己紹介をした後、まずは各自が印象に残った一節を紹介し、なぜ印象的だったのかを発表しました。カネをめぐる自分の経験、「働く」ことの意味、自己評価の難しさなど、本からいろんな論点を取り出してくれました。
その後は、フリーディスカッション。「働く」、そして「カネを稼ぐ」ことの意味について、多くの学生が関心を持った様子で、考えを深めようと語り合いました。
最初は固い雰囲気でしたが、 だんだん打ち解けた様子。 活発に言葉が出ました。 |
読書後に自分の考えを他人に伝えたり、または他人の考えを聴くことは、読書体験をより豊かなものにしてくれると考えています。読書会の試みを今後も続けていきたい、と思っています。