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2026年3月20日金曜日

英語アドバンストプログラム×小田ゼミの社会貢献活動   ~パキスタンの生徒に贈る絵本の翻訳~

  英語アドバンストプログラムを担当する小田登志子です。2026年3月の春休みに英語アドバンストプログラムと小田ゼミの学生有志が日本の絵本を英語に翻訳し、パキスタンの生徒に贈る活動を行いましたので紹介します。この活動を行うのは昨年度に続き2回目となります。今回贈った絵本は『わらしべちょうじゃ』『あいことばはあらしのよるに』など8冊です。参加してくれたのは、2年生の浜田健司さん、竹岡己太朗さん、中村和奏さん、大島久瑠実さん、3年生の関根成淳さん、4年生の大野孝介さん、中村洸希さん、そして特別参加の1年生、佐藤優さんです。

   左:翻訳作業をする東経大生   
 右:東経大生にメッセージを書くOLSSの生徒

 これらの絵本は、小田が言語調査のために出入りするパキスタン北部ミナワー村にある女子生徒のためのセカンダリースクールOLSS(Outliers Secondary School Minawar、日本の中学3年~高校1年に相当)に届けました。絵本には翻訳した学生の写真とメッセージが添えられています。生徒たちは東経大生の写真を食い入るように見ていました。OLSSの校長であるSajia先生から、翻訳を行った学生一人一人に対して感謝状をいただきました。

  左:OLSSの先生方と   
右:下校するOLSSの生徒

 英語アドバンストプログラムでは、これからも英語学習を通じて世界のさまざまな人々と交流する機会を提供していきたいと考えています。


<関連サイト>

英語アドバンストプログラム

英語アドバンストプログラム×小田ゼミの社会貢献活動 ~日本のおはなしをパキスタンの生徒へ~


2025年5月18日日曜日

英語アドバンストプログラム×小田ゼミの社会貢献活動 ~日本のおはなしをパキスタンの生徒へ~

  英語アドバンストプログラムを担当する小田登志子です。2025年3月の春休みに英語アドバンストプログラムと小田ゼミの学生有志が日本のおはなしを英語に翻訳し、パキスタンの生徒に贈る活動をしたので紹介します。

東経大生の写真とメッセージに見入るOLSSの生徒たち

 私は言語学の研究のためにパキスタン北部のミナワー村で「シナー語」という現地語の調査を行っています。調査に協力してくれる地元のセカンダリースクールOLSS(Outliers Secondary School Minawar)の生徒へのお礼として、東経大生が英語に翻訳した日本の子ども向けの本を持参しました。

左:早春のミナワー村
右:支援者であるイギリス人のケリーさんからの寄付によって設立された学校の図書館「ケリー・ライブラリー」の前で記念撮影をするOLSSの生徒たち。東経大生が翻訳した本もこの図書館に並べられます。(写真提供:OLSS)

 この翻訳作業を行ったのは英語アドバンストプログラムに所属するヴォンさん、ミミさん、小田ゼミに所属する志村さん、森田さん、楊さんです。選んだ本は『おしいれのぼうけん』『ごんぎつね』『てぶくろをかいに』『おばけのてんぷら』『かさじぞう』です。本の裏表紙に翻訳した学生の写真とメッセージを添えました。

 英語アドバンストプログラムでは、これからも英語学習を通じた社会貢献の機会を学生に提供していきたいと考えています。




2024年12月20日金曜日

カレイラゼミ×英語アドバンストプログラムの地域貢献活動「英語で遊ぼう!」2024

 2024年12月16日に、東経大の学生が英語による地域貢献活動「英語で遊ぼう!」を行いました。この活動ではカレイラゼミの学生と英語アドバンストプログラム生の希望者合計14名が学生ボランティアとして参加しました。また、エリック先生とミラ先生が英語のサポートを行いました。地域の子どもたち18名が集まり、にぎやかな会となりました。

 子どもたちはテーブルに分かれて茶道、折り紙、ボードゲーム、カードゲームで遊びました。子どもたちに「How old are you?」とたずねると、「I am nine years old!」などと元気に答えてくれました。お抹茶はちょっと「Bitter」だったようですが、お菓子は「I like it.」だそうです。ボランティアの学生は「子どもの英語の発音がとてもいい」「子どもたちが英単語をすぐに覚えるのでびっくりした」と感想を述べました。また、数年間にわたってこの活動をしている学生によると、「年々子どもの英語のレベルが上がっているように思う」とのことです。

 カレイラゼミと英語アドバンストプログラムは、これからも社会貢献&英語による実践の機会を学生に提供していきたいと考えています。この記事は英語アドバンストプログラム担当の小田登志子が執筆しました。

■「英語で遊ぼう!」の取り組みは、2024年度地域連携センター国分寺周辺地域活動による助成を受けて行われました。



2023年12月22日金曜日

カレイラゼミ×英語アドバンストプログラムの地域貢献活動「英語で遊ぼう!」

  2023年12月18日(月)、東経大の学生が、英語による地域貢献活動「英語で遊ぼう!」を行いました。この活動ではカレイラゼミの学生と英語アドバンストプログラム生の希望者合計18名が学生ボランティアとして参加し、地域の子どもたちに英語で日本の遊びを紹介しました。


 今回の遊びは、かるた、はねつき、おりがみ、すごろく、お茶です。エリック・シワック先生も参加して遊び方を英語で紹介しました。学生ボランティアは、事前に練習した成果を発揮して「Fold the paper into half(紙を半分に折って)」「Rotate the chawan clockwise(茶碗を時計回りにまわして)」などと英語で説明を行いました。子どもが上手にできると「Good job!」「Great!」という声が飛び交い、にぎやかな会になりました。子どもたちは学生ボランティアのお兄さんお姉さんがすっかり気に入った様子でした。


 英語アドバンストプログラムでは、学生に実践の機会を提供するために、これからも英語を用いた活動や海外との交流活動を行っていきたいと思います。この記事は英語アドバンストプログラム担当の小田登志子が執筆しました。

■「英語で遊ぼう!」の取り組みは、2023年度地域連携センター国分寺周辺地域活動による助成を受けて行われました。

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2023年1月30日月曜日

シンガポール国立大学×東経大の英語・日本語交流会

 2023年1月27日(金)にシンガポール国立大学語学研究センター日本語プログラムと東経大の対馬ゼミが主催するZOOM交流会が行われました。シンガポール国立大学からは日本語を学ぶ学生が参加しました。東経大からは対馬ゼミの学生・英語アドバンストプログラム履修生・グローバルキャリアプログラム履修生が参加しました。参加者は合計で約80名にもなりました。

 時間になると学生たちが次々とZOOMに入ってきました。そしてブレイクアルトルームに分かれてまずは自己紹介をしました。そのあと、英語と日本語でおしゃべりをしました。シンガポール国立大学の学生は日本語がとても上手で、日本のことをよく知っています。「NHKニュースによると、去年より今年は物価が上がりそうですね。住んでいるところはどうですか」「私は大阪に行ったことがあります」などと話していました。東経大生には大きな刺激になりました。

ブレイクアウトルームでおしゃべり

 その後、みんなでクイズに挑戦しました。お正月に伊達巻を食べるのは「知識が増えるように」という意味があるそうですが、3人が見事に正解しました。試験の前に伊達巻を食べるといいかもしれません。「好きな日本食は?」という質問に「Yakitori」「うどん」「Wagyu」などの答えが並びました。

全員がメインルームに集合してクイズ大会

 あっという間に1時間が過ぎ「楽しかった!」「忘れないよ~」と名残を惜しむメッセージを投稿しながら交流会は終了しました。いつかシンガポール国立大学のみなさんが東京経済大学に来るのを楽しみにしています。

 この記事の執筆は小田登志子が担当しました。

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2023年1月14日土曜日

英語で遊ぼう!:英語アドバンストプログラム×カレイラゼミの社会貢献活動

 2023年1月10日(火)の夕方に、JR国分寺駅アクティココブンジにて「英語であそぼう!」というイベントが行われました。このイベントを企画したのは、カレイラ松崎順子先生です。また、英語アドバンストプログラム履修生とカレイラゼミの履修生の9名がボランティアとして運営に参加しました。特別ゲストはエリック・シワック先生です。


 アクティココブンジの会場は子どもたちで一杯になりました。「Hello!」と出迎えられた子どもたちは、ボランティアの東経大生に教えてもらって、Monopoly 、Soccer、Origami、Dartsなどの遊びを英語で行いました。東経大生はなかなか子どもと遊ぶのが上手です。「Great!」「Nice!」というかけ声が飛び交いました。

 

 イベントはAward Ceremonyで締めくくられました。帰る時に「楽しかった!」と子どもたちが大きな声で言いました。東経大生も「楽しかった」「子どもたちは理解が速かった」と口々に感想を述べました。

 この記事の執筆は英語アドバンストプログラム担当の小田登志子が担当しました。

■「英語であそぼう」の取り組みは、2022年度地域連携センター国分寺周辺地域活動による助成を受けて行われました。

2022年2月25日金曜日

言語の内なる多様性

 こんにちは!Здравствуйте(ズドラーストヴィチェ)สวัสดี(サワッディー) Bonjour! (ボンジュール) 你好!(ネイホウ)안녕하세요?(アンニョンハセヨ)

(クイズ:これらは何語でしょう?答えはこの記事の最後にあります。)

 「言語学」を担当する小田登志子です。2021年度に「多言語化する地域社会の理解に資する言語学」と題したプロジェクトに対して大学から助成をいただき、さまざまな言語を話す地域の人々をゲストとして授業にお招きしました。前期「言語学a」に引き続き、後期「言語学b」の様子をご紹介します。また、この取り組みを通して私が気づいた「言語の内なる多様性」について皆さんとシェアしたいと思います。

 後期のゲスト5名は、新宿区にある千駄ヶ谷日本語学校の在学生および卒業生の皆さんです。

     
 イェヴゲニーさんはモスクワ出身です。日本の冬は「全然寒くない」そうです。ロシア語はキリル文字で表記します。キリル文字には英語のアルファベット(ラテン文字)と似ていても発音が違う文字があります。コンビニのコピー機にРусский(ルースキー)と書いてあるのを見たことがありませんか?最初の文字Pは英語で言うとRに相当します。

 マーラーグンさんはバンコク出身です。お寿司が大好きで、お寿司屋さんでアルバイトをしながら日本語学校に通っています。最近は国内で本格的なタイ料理が食べられるようになったので、タイ語をちょっと覚えておくと便利です。「ガイ」は「鶏肉」の意味なので、「カオマンガイ(鶏肉炊き込みご飯)」「トムヤムガイ(鶏肉スープ)」は鶏肉を使った料理だということがわかります。

 ポールさんはパリ出身です。2020年に来日したばかりですが、とても日本語が流暢です。ポールさんに言わせると、日本語は漢字が難しいものの、文法はそれほどでもないそうです。私たちの身の回りにはフランス語がたくさんあります。コーヒーチェーン店の「シャノワール」は「黒猫」という意味ですが、chat(シャ猫) noir(ノワール黒)のように、形容詞が名詞の後ろに来ます。

 江歷彤(コウレキトウ)さんは香港出身です。母語は広東語です。香港では広東語を繁体字で表記します。ちなみに「東京経済大学」を繁体字で書くと「東京經濟大學」になるそうです。江さんは学校で英語と北京語も習ったため、香港にいる時からすでに3つの言語を使用して生活していました。日本語は江さんにとって4つ目の言語です。「飮茶(ヤムチャ)」のように日本ですっかり定着した広東語もあります。

 キム・ヨンジンさんはソウル出身です。国際貿易に関心があり、将来はアメリカに留学したいそうです。朝鮮・韓国語で用いられるハングルは駅の看板でよく見かけます。ハングルの音をアルファベットで表すと「ㅁ(m)」「ㅣ(i)」「ㅌ(t)」「ㅏ(a)」「ㅋ(k)」なので「미타카」は「mitaka三鷹」です。電車に乗る時間が少し楽しくなるかもしれません。

 その他「言語学」では外国語だけでなく、琉球諸語、アイヌ語、日本手話についても紹介するようにしています。このように多様な言語を授業で紹介するうちに、学生から次のような質問が寄せられるようになりました。

「私には読字障害があります。どうやったら外国語が覚えやすくなりますか?コンピュータを使った読み上げぐらいしか思いつかないのですが。」
「私には吃音があります。小さいころから苦労してきました。でも外国語で話す時は吃音が出ません。どうしてでしょうか?」

 読字障害や吃音を持つ人が急に増えることは考えにくいでしょう。つまり、こういった学生さんは今までも履修者の中にいたけれども、声を上げにくかったのだと思います。多様な人々が自分らしく学べる環境を整えているかどうか、常に自分に問う必要があると感じました。

 こうして考えると、言語の一つとして捉えられている「日本語」の中にも実は「方言」「若者ことば」「読字障害」「吃音」「点字」「失語症」など幾重にも多様性が存在することに気づきます。もしかしたら「日本語」とは私たちが考えるよりもずっとあいまいなものなのかもしれません。

 言語の多様性をいかに尊重してゆくかはこれからの日本社会の大きな課題の一つでしょう。「言語学」を通して皆さんとともに考え続けていきたいと思います。

(クイズの答え:日本語、ロシア語、タイ語、フランス語、広東語、朝鮮・韓国語)

・ゲストの招聘に際して、千駄ヶ谷日本語学校のご協力を得ました。この場を借りてお礼申し上げます。

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2021年10月14日木曜日

英語アドバンストプログラム×国際交流講演会

 「英語アドバンストプログラム」を担当する小田登志子です。今日は「英語アドバンストプログラム」の授業を利用して行われた「国際交流講演会」についてご紹介します。

 「英語アドバンストプログラム」は選考によって選ばれた2年生以上の学生が履修するプログラムです。英語の授業が週に2回あり、1回はベルリッツ講師によるリスニング・スピーキングの授業、もう1回は本学講師によるリーディング・ライティングの授業を履修します。とてもまじめで熱心な学生が多いのが特徴です。

 今回はプログラム生の「腕試し」のために、 「英語アドバンストプログラム」 の授業が開講されている月曜日3時限の時間を利用して「国際交流講演会」を企画し、プログラム生が60名ほど参加しました。講師はパキスタン出身で小平市在住のラジ・アフマドさんです。講演は「Girls Education in Gilgit and Role of OLSS in Minawar(ギルギッドにおける女子教育とミナワーにおけるOLSSの役割)」と題して英語で行われましたが、一般参加者のために日本語の要約が加えられました。参加者は合計で約130名でした。

OLSS(Outliers Secondary School)Minawar, Gilgitの様子  写真提供:OLSS

 この講演の中で、講師のラジ・アフマドさんは、故郷のパキスタン北部ギルギット地方で行っている女の子のための学校支援について話してくれました。パキスタン・ギルギッド地方は美しい山々に囲まれ、世界中から登山客が訪れます。一方、女の子の教育の機会は限られています。ラジさんの故郷であるギルギッド・ミナワー村は伝統的な農村で、女の子は大きくなったら家の手伝いをしたり、結婚したりすることが期待されています。また、家庭に子どもを学校に通わせる余裕がない場合もよくあります。ラジさんはアメリカやマレーシアの支援者から寄付を募って2010年に女の子の教育を目的とした学校をミナワー村に設立し、10年以上にわたってボランティアとして学校の運営に携わってきました。小さな教室から始まった学校は今ではOLSS(Outliers Secondary School)に発展しました。secondary schoolはおおよそ日本の高校に相当します。

左:校舎の増築を手伝う村人 写真提供:OLSS
右:先生になってミナワー村に帰ってきたディルシャドさん 写真提供:OLSS

 最初のうちは、女の子のための学校を作ることに反対の村人もいたそうです。しかし、ラジさんたちボランティアは根気強く村人と話し合いました。そして、学校に親を招いて生徒の表彰式をしたり、祭日には生徒たちに家族と食べるための食糧を持たせたりしました。こうした長年の努力が実り、今では学校の増築を村人が総出で手伝ってくれるようになりました。また、OLSSを卒業してカレッジに進学し、ミナワー村に先生として帰ってきた女の子も現れました。今では、OLSSを卒業した女の子たちは皆カレッジに進学したいという夢を持つようになりました。かつて女の子には小学校5年生までしか就学の機会がなかったミナワー村は変わろうとしています。

 「教育こそが貧困を脱する手段なのです。そして英語はとても重要です。英語ができて初めて大学に進学することができ、良い仕事に就くことができるからです」とラジさんは言います。参考までに、パキスタンの大学では講義のほとんどは英語で行われます。OLSSの生徒たちは授業を英語とウルドゥー語で受けています。そして家庭では地元の言語であるシナ―語を話します。パキスタンではこのように公用語の英語、国語のウルドゥー語、そして地元の言語の3つを話す人がたくさんいます。

 この講演の質疑応答の際、プログラム生が果敢に英語で質問をしました。

プログラム生:マレーシアの人からの支援が多いのはどうしてですか?マレーシアとパキスタンのつながりは何ですか?

ラジさん:マレーシアの人はパキスタンのことをあまりよく知らないことが多いのですが、ムスリム同士だという共通点があります。

プログラム生:ラジさんがこのように熱心に活動する原動力は何ですか?

ラジさん:私自身の家庭にあります。私には女のきょうだいがいます。小さいころは一緒に学校に通いました。大きくなってからは、私には進学する機会があったのに、彼女にはありませんでした。彼女のほうがずっと優秀だったにもかかわらずです。女の子だからという理由で進学できないのはおかしいと思いました。

教室でラジさんと記念撮影  写真提供:国際交流課

 ラジさんが国分寺市国際協会の会員であることから、今回の講演には国際協会会員の方々が多数参加しました。感想を一部ご紹介します。

・国分寺市国際協会会員の方:日本でもまだ男女の格差は解消されていないが、パキスタンでもかなり深刻な格差があることに驚きました。その格差を教育の面から少しずつ解消しようと、学校の設立及び生徒の進学の手助けを行っていることに感動しました。講演会を聞いていて、自然と胸が熱くなるような感覚があり、私も少し視野を広げ、自分が知らないことについても少しずつ知っていきたいと感じました。

・国分寺市国際協会会員の方:パキスタンでは男性と女性で教育に差があったという状況から女子のための学校を作り、彼女たちの将来の道を広げるために尽力しているラジさんの活動が素晴らしいと感じました。特に午前中は学校で勉強をし、午後は裁縫の学校に通い、技術を身につけられる機会があるというのは彼女たちの可能性を伸ばす点でいいと感じました。

 ミナワー村のOLSSのケースはプログラム生にいろいろな問題について考えるきっかけを与えてくれたと思います。パキスタンと日本に共通する男女の格差はどうして根強く残っているのか?学校に行きたくても行けない子どもは日本にもいるのか?日本の大学生ももっと英語で授業を受けるべきなのか?

 これらは複雑な問いであり、簡単に答えが出るものではありません。「英語アドバンストプログラム」の教員も学生と共に考えていきたいと思います。そして、自分たちの在り方について考えるチャンスをくれる多様な人々との交流を今後も続けていきたいと考えています。

<関連サイト>

英語アドバンストプログラム

Outliers Secondary School Minawar Gilgit フェイスブック 

国分寺市国際協会



2021年5月19日水曜日

多言語化する地域社会の理解に資する言語学

 আস্সালামু আলাইকুম(アッサラーム アライクム) 大家好!(ダージャーハオ)! 大家好!(ダーゲーホー) Сайн байна уу(サインバインノー?)

 (クイズ:これらは何語でしょう?答えはこの記事の中に隠れています。)

 英語・言語学を担当する小田登志子です。今学期の「言語学a」では国分寺地域にお住まいの8名の外国籍の方々を授業にお招きして、言語紹介のトークを行います。「言語学」は遠隔授業のため、ゲストトークはZoomを用いて行っています。これまでのトークの様子をご紹介しましょう。 


Zoomに登場したシェリンさん。 奈良・京都旅行で初めて鹿に触りました。

 バングラデシュ・ダッカ出身のシェリンさんは西国分寺にお住まいです。2020年に来日しました。バングラデシュで話されている主な言語はベンガル語です。バングラデシュ人のほとんどがイスラム教徒であるため、一般的なあいさつは「アッサラーム アライクム」です。ベンガル文字で書くとআস্সালামু আলাইকুমになります。ベンガル語は日本語と同じSOV言語です。シェリンさんはベンガル語の他に英語も流暢に話します。バングラデシュの大学では授業はほとんど英語で行われるそうです。

 トークの最後にQ&Aの時間を設けたところ、たくさんの学生が「チャット」を使ってシェリンさんに質問しました。普段の教室では手を挙げて質問する学生はなかなかいないので、びっくりしました。シェリンさんが英語でトークを行ったため、英語で質問した学生もいました。「日本とバングラデシュの社会で似ているところはありますか?」という質問に対して、シェリンさんは「さまざまな宗教に対して寛容である点です」と答えました。   


Zoomに登場した陳昆典さん。台湾の大学で弓道部を設立しました。

  台湾・台南出身の陳昆典(チェン クンディエン)さんは、一橋大学大学院を卒業して現在は日系企業で働いています。日本語がとても流暢なため、履修者の中には「日本人かと思った」とコメントした人もいました。台湾では台湾華語(台湾の国語としての中国語)の他に、台湾語(台湾閩南語)も台湾南部を中心に話されています。「みなさんこんにちは」は台湾華語では大家好!(ダージャーハオ)ですが台湾語では大家好!(ダーゲーホー)です。陳さんの祖父母は台湾華語を話さないため、陳さんの家では家族は台湾語を話しています。履修者は国語が必ずしも国民全員に通じるとは限らないことに驚いた様子でした。

 日本が台湾を統治していた時代があるため、台湾語には日本語の語彙が入っています。「ウンチャン」は台湾語で何を意味するかクイズを出したところ、見事「運転手」と当てた人がいました。


Zoomに登場したバダラハゲレルさん。Twitchのチャンネルに世界中からアクセスがあります。

 モンゴル・ウランバートル出身のバダラハゲレルさんは府中市にお住まいです。高校を卒業した後一人で来日し、日本語学校を卒業したのち、現在は専門学校でIT技術を学んでいます。モンゴル語の音はとても複雑で、講師の小田は「元気ですか?」を意味するСайн байна уу(サインバインノー?)以外は真似することさえできませんでした。モンゴルでは名字を使う習慣がありませんが、日本では名字を記入するように言われるので、お父さんの名前である「バーサンフー」を名字の欄に書くそうです。すると「バーサンフーさん」と呼ばれるので違和感がある、とおっしゃっていました。ある履修者は「モンゴルの人と友達になったら本人の名前を呼んであげようと思う」とコメントしました。

 バダラハゲレルさんは、Twitch(ツイッチ)でゲームのストリーミング配信をしています。そして自分のチャンネルに来てくれた人とモンゴル語・日本語・英語でおしゃべりしています。Zoom画面でアナリティクスを見せてもらったところ、バダラハゲレルさんのチャンネルには世界中からアクセスがあることがわかり、履修者は驚いていました。「英語ができたらゲームの世界でたくさんの人と交流できると思う」と述べた人もいました。

 日本の人口は多様化しつつあります。国分寺地域においても、いろいろな言語を耳にするようになりました。国分寺市の外国籍人口は約2600人で、市の人口の約2%に相当します(202151日現在)。ゲストによる言語紹介を通じて、私たちの地域社会に住む多様な言語を話す人々に対する理解を少しでも深めていきたいと考えています。

・この取り組みは東京経済大学教育改革支援制度(進一層トライアル)の助成を受けて行われています。

・ゲストの招聘に際して、国分寺市国際協会のご協力を得ました。この場を借りてお礼申し上げます。(参考:国分寺市国際協会ホームページ

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多言語化する国分寺の地域社会
国分寺の人々との語学を通じた交流に参加しませんか 」

2019年9月29日日曜日

国分寺の人々との語学を通じた交流に参加しませんか

好久不见!(ハオ・ジョウ・ブー・ジエン!)Long time no see! (ロング・タイム・ノー・シー!) Lange nicht gesehen! (ランゲ・ニヒト・ゲゼーエン!) ¡Tanto tiempo sin verte!(タント・ティエンポ・シン・ベルテ!)

(クイズ:これらは「おひさしぶり」に相当する言い方です。何語でしょう?答えはこのコラムの一番最後にあります。)

 英語・言語学担当の小田登志子です。今回は、国分寺市内で行われている「日本語教室」と「Kokubunji Local(国分寺ローカル)」をご紹介します。これらは国分寺地域の日本人と外国人住民との語学を通じた交流を目的とする会で、私と東経大生の有志も参加しています。どちらも市民に広く開かれた会ですので、興味を持った人はぜひ来てください。学生はもちろん、教員・職員・父兄のみなさんもウェルカムです。

 国分寺市では外国人住民の数が急増し、市内には約2500人の外国人住民が暮らしています。これは市の人口の約2%に相当します(令和元年7月1日)。これらの外国出身のみなさんに対する日本語学習の支援を目的とした「日本語教室」が、市内の数か所で運営されています。私が参加している水曜日夜の教室では、日本人ボランティアと日本語学習者がペアを組みます。私は今までに、ベトナム・中国・スロバキアから来た人とペアになりました。

 最近、「日本語教室」では学習を希望する人が増えたため、ボランティアの数が足りなくなってしまいました。そこで、私が担当する「言語学」の授業で学生ボランティアを募ったところ、3名の学生さんが手を挙げてくれました。(ありがとう!)「私は英語が苦手なんですけど、大丈夫ですか?」という質問がありましたが、全く問題ありません。一昔前は国際化イコール英語を話すこと、というイメージが大きかったように思います。しかし現在では、日本における多文化共生のカギは「やさしい日本語」だと言われています。

 さて、日本語が話せても日本語を教えることは意外と難しいものです。「×美味しいでした」はどうして変なの?中国語の「日式冷麺」が日本語で「冷やし中華」なのはナゼ?「ウソつけ!」はどうして「ウソをつくな」の意味になるの?などなど。外国語としての日本語に触れると、普段自分が話している日本語についていろいろな発見があって面白いものです。

 また、学習者の皆さんの日本語が上手なことに驚かされることもしょっちゅうです。「自分は英語を大学まで勉強したのに・・・・。自分も頑張らなくては」とおっしゃるボランティアの方もいます。また、学習者の人と仲良くなると、その人の母語について知りたくなるものです。私もベトナム語のカタコトを覚えました。日本語の「ちゅう」はベトナム語でも「chúチューýイー」と言うそうです。ビックリ!

 この「日本語教室」でのボランティア活動に興味がある人は国分寺市国際協会・日本語教室のホームページをご覧ください。

日本語教室で七夕の会をしました(国分寺市国際協会提供)
      日本語がペラペラになりますように!    東経大生も浴衣が似合っています

 「Kokubunji Local(国分寺ローカル)」は日本語と英語の交流会です。毎週火曜日の夕方に国分寺駅ココブンジWEST 5階のカフェ・ローカルに集まって、日本語と英語でおしゃべりをしています。この会の常連メンバーにはアメリカ・フィリピン・イタリア・中国・ニュージーランド・スロバキアなどから来た人がいます。英語を勉強したい東経大生の有志も「英語が全然話せない~(汗)」と言いながら参加しています(笑)。この会に来る外国出身の人は、コンピュータ関連の仕事についている若い人が多く、同世代の日本語話者との気軽なおしゃべりを楽しんでいます。英語が得意でなくても大丈夫ですので、興味がある人はぜひ来てください。Kokubunji Localのフェイスブックのイベント告知で「Join」(参加します)をクリックしてもいいし、カフェ・ローカルに直接来ても大丈夫です。

  いつも最後に記念写真(Kokubunji Local提供) カフェ・ローカルにて(Kokubunji Local提供)

 このように、国分寺市内には多文化交流の機会がたくさんあります。留学しなくても外国出身の人と友達になれるなんていいと思いませんか?これからの日本の社会においては、多様な人々と共に働くことができる人材が求められています。国分寺の地域で外国語としての日本語・英語・その他の外国語に触れて、自分の世界を広げてみませんか。

<関連サイト>
国分寺市国際協会(KIA)ホームページ
国分寺市国際協会(KIA) Facebook
Kokubunji Local (国分寺ローカル) Facebook 
多言語化する国分寺の地域社会

(クイズの答え:中国語・英語・ドイツ語・スペイン語)

2019年2月12日火曜日

多言語化する国分寺の地域社会

Selamat siang!(セゥラマッ シアン!)Сайн байна уу? (サインバインノー?)Xin chào!(シンチャオ!)Salamat sejahtera!(セゥラマッ セジャテラ!)Merhaba!(メルハバ!)
(クイズ:これらは「こんにちは」や「お元気ですか」を意味することばです。何語でしょう?答えはこの記事の最後にあります。)

「言語学」を担当する小田登志子です。訪日外国人観光客や留学生の増加に伴い、国分寺でも外国出身の人を見かけたり、いろいろな外国語を見聞きしたりする機会が増えてきました。例えば、私がよく利用する国分寺駅前のスーパー「マルエツ」にも、さまざまな言語を話すお客さんが来店します。中国語、韓国語、英語、ベトナム語などが聞こえることもありますし、何語を話しているのかわからない時もあります。このように、地域の人口の国際化が進むにつれて「多言語化」が進んでいると感じます。

そこで、今年度の「言語学b」では、国分寺および周辺地域に住む外国出身の方にお越しいただき、自分の母語を紹介してもらう取り組みを行っています。

インドネシア・バンドン出身のディアンさんは小金井市にお住まいです。インドネシア語が流暢な日本人のご主人と結婚し、一年前に来日しました。インドネシア語はマレー語の方言でもあるため、マレーシア語ととてもよく似ています。Saya cinta padamu. (サヤ チンタ パダム、I love you)と言えば、マレーシア語としてもインドネシア語としても通じます。

インドネシア語の語順を説明するディアンさん。インドネシア語は英語と同じSVO言語。

インドネシアの公用語はインドネシア語ですが、インドネシアではインドネシア語以外に数百もの言語が使用されています。ディアンさんのお母さんはスンダ語話者で、お父さんはバタク語話者です。ディアンさん自身はインドネシア語とスンダ語を話します。受講生は、一つの国の中にたくさんの言語があることに驚いた様子でした。ディアンさんは、日本語と英語を交えながら、「日本はきれいですね」など、いろいろな話をしてくれました。ある受講生は、「ディアンさんはいろいろな言語は話せてすごいと思う」とコメントしました。

モンゴル・ウランバートル出身のバダラハゲレルさんは府中市の日本語学校に通っています。半年前に来日しました。モンゴル語は日本語と語順がよく似ています。Дорж  Оюунд  хайртай  гэж  Цэрэн  хэлсэн.(ドルジ(ドルジが) オユントゥ(オユンを) ハイルタイ(愛している)ゲジュ(と)ツェレン(ツェレンが)ヒルスン(言った))は、日本語と語順が同じです。 モンゴル語はキリル文字でもモンゴル文字でも書くことができます。モンゴル文字は文字を縦につなげて書きます。バダラハゲレルさんが書いたモンゴル文字を見て、「まるで美しい絵のよう」とコメントした学生もいました。

モンゴル語とモンゴル文字について説明するバダラハゲレルさん。モンゴル文字の左側は「モンゴル」。右側はバダラハゲレルさんのお母さんの名前。6つの文字をつなげて書く。

「バダラハゲレル」という名前には「輝く光」という意味があります。そこで日本では「光(ひかる)」というニックネームを使っているそうです。子どものころから日本のアニメやマンガを見て育ったバダラハゲレルさんは、「日本は湿気が高くて物価が高いですね」などと、流暢な日本語で来日の感想を話してくれました。

受講生と握手するバダラハゲレルさん

ディアンさんとバダラハゲレルさんに「日本語と英語とどちらが難しいですか?」と質問したところ、お二人とも迷わず「日本語!」と答えました。漢字や「~を」「~に」といった助詞が難しいそうです。

言語はその国の文化を知る「窓」のようなものです。みなさんは、インドネシアでもモンゴルでも、名字を持たない・あるいは持っていても普段は使用しない人がほとんどであることを知っていましたか?このように、外国語に少し触れただけで、自分の文化の中であたり前だと思っている事が、実はそうではないことに気づいたりします。

201871日の市人口統計によると、国分寺市には65か国から来たおよそ2300人の外国人が住んでいます。これは国分寺の人口の約1.8%に相当します(国分寺国際協会提供資料による)。東京都新宿区や埼玉県川口市といった場所と比較すると低い数字ですが、2018年に入ってから国分寺市の外国人人口は著しく増加しており、この地域の多言語化は今後より一層進むと予想されます。異なる言語・文化を持つ人々と共に、多文化共生社会を実現するため、外国にルーツを持つ地域住民が話す言語を「言語学」の授業で積極的に紹介していきたいと考えています。

東京都の訪日外国人観光客や外国人住民が多い地域で見かけた表示。「免税」は上から英語・中国語・朝鮮韓国語。「ごみは捨てないでください」は上から日本語・中国語(普通話)・中国語(台湾)・朝鮮韓国語・タガログ語・タイ語・英語・トルコ語・スペイン語・ポルトガル語。

(クイズの答え:インドネシア語・モンゴル語・ベトナム語・マレーシア語・トルコ語)

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先輩に聞く、語学学習のススメ

2019年1月16日水曜日

「先輩に聞く、語学学習のススメ」

 フランス語と倫理学担当の相澤伸依です。東京経済大学では、様々な選択語学科目を準備しています。英語に加えてさらにもう一つ語学を勉強するのは難しそう?今回は、英語とフランス語の学習を両立させて今年の秋にフランス語検定3級に合格したコミュニケーション学部一年のIさんの体験をご紹介します。フランス語の学習についてインタビュー形式でお話を伺いました(Iさんは、12月に初めてフランスパリを旅行しました。写真はIさんが旅行中に撮ったものです。)。

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Q:なぜフランス語に興味を持ったんですか?
 高校の時に、夏休みにフランス語の短期研修を受ける機会がありました。そこで、フランス人の先生に教えてもらって、フランスという国自体にあこがれるようになって、勉強したいと思うようになりました。

Q:東経大で授業に出ていますか?
 フランス語は、フランス語初級と「フランスの言葉と文化を知る」という総合教育ワークショップを履修しました。授業では、クラスメートとの会話練習を楽しみました。授業で映画を見て、視覚的にフランスに触れられたのもよかったです。

Q:授業だけでなく、自習も頑張っているようですね。
 ネットの語学学習アプリで友達を作って、その友達の助けを借りながら毎日勉強しています。友達とは日常生活をチャットしたり。フランス語で日記を書いて、それを添削してもらっています。ボイスメッセージを使って発音の訓練もしてもらっています。勉強といっても、とにかく楽しいので、まったく苦ではないです!


Q:語学をがんばるのはモチベーションは何でしょうか?
 英語でもフランス語でも、友達と話したいというのが一番のモチベーションです!もともと英語が苦手だったのですが、高校時代に海外語学研修に行く機会があり、そこで話す楽しさに目覚めました。それまで英語が嫌いだったのは使う機会がなかったからだと気づいたんです。話したい人と出会うと、話したいと思う気持ちが湧いてきました。

Q:どうして、英語だけでなく、さらにもう一つ外国語を学ぼうと思ったんですか?正直大変そうですが...?
 英語が話せれば世界の人と話せる、英語が世界の共通言語だと思っていました。しかし、各地に友達ができてみると、実は世界には英語を話さない人もたくさんいるということに気づきました。英語が万能ではないんだなと。英語とは違う言葉を学ぶことによって、友達になれる人や得られる知識の幅がぐっと広がると思います。そして、それは自分の視野や考え方を広げることになると思います。言葉の学習を通じて、異文化や言葉自体に興味が広がるし、その言葉を通じて友達ができればさらに彼らのことを知りたいと思える。どんどん世界が広がると思います。

Q:言葉を勉強したその先に、どんな将来像を描いていますか?
 まずは英語とフランス語の勉強を通じて、もっと友達との仲を深めていきたいと思います。そしてやがては、逆に私がしてもらったように、私自身が日本語を勉強する人のサポートをできればとも考えています。英仏以外の言語も学んで、いろんなところに出かけて、友達を作りたいです!

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 Iさんのお話を聞いて、語学を学ぶ楽しさの本質に触れた気がしました。先に書いた通り、東経大では多様な選択語学科目を準備しています。来年度の履修をぜひご検討ください。


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2017年12月20日水曜日

英語プレゼンテーションコンテスト2017

フランス語と倫理学担当の相澤伸依です。12/16(土)に、進一層ホールで英語プレゼンテーションコンテストが行われ、私も審査員として参加しました。総勢11組、のべ20人が参加したコンテストの様子を紹介します。

 このプレゼンテーションコンテストは、昨年まで行われていた英語スピーチコンテストを一新したもので、今年が初めての試みになります。個人でもグループでも参加可能。10分という制限時間内で、根拠を示しながらいかに説得力をもってメッセージを伝えられるかを競い合います。

発表内容は参加者に委ねられています。今回は、海外での体験から学んだことをつたえるもの、自分の試行錯誤の経験をふまえて英語学習のコツを伝えるもの、あるいは社会問題提起など、多岐にわたりました。
多くの聴衆が集まりました。

英語のプレゼンテーションのコンテストですので、審査は内容だけでなく、 英語の正確さや聴き取りやすさ、ビジュアル、身体の使い方などを、ピーター・ロス先生と私が総合して判断しました。どの参加者も、英語を訓練しているだけでなく、スライドでわかりやすくつたえる工夫をしていました。また、グループならではの凝った演出を試みた参加者もおり、あっというまの2時間でした。

表彰の様子。
全体を通して私が感じたのは、伝えたいメッセージを持つことはとても大事だという点です。「あなたは他人に何か伝えたいことがありますか?それは何ですか?」といきなり問われても、きっと多くの人がとまどうでしょう。今回の参加者たちは、それぞれが、聴衆に伝えたい、わかってほしいというメッセージを明確に持っていました。だからこそ、どのプレゼンテーションも、テクニックの競い合いにとどまらず、聴き手に訴えかけるものになっていたと思います。

こんなサンタの姿も...
コンテスト後は、参加者の表彰も兼ねて、国際交流チューター主催のクリスマスパーティが行われました。互いのがんばりをねぎらい合い、友好を深める機会となりました。

気の早い話ですが、英語プレゼンテーションコンテストは来年度も開催予定です。ぜひ日頃の英語学習の成果を試す機会として目標にしてほしいと思います。

2017年11月17日金曜日

コトパティオでいろんな言葉を話そう!

フランス語と倫理学担当の相澤伸依です。今日は、私が運営委員として関わっているグローバルラウンジ「コトパティオ」の活動を紹介します。

コトパティオには英語ネイティブのスタッフ2名が常駐し、フリートークを中心にプレゼンテーションの練習、ゲームなどのアクティビティを行うことができます。しかし!コトパティオは英語だけを学ぶ場ではありません。

毎週月曜と水曜のお昼休みには韓国語ネイティブの留学生スタッフが、水曜と木曜のお昼休みには中国語ネイティブの留学生スタッフがコトパティオにいて、それぞれの言葉でフリートークをすることができます。(ハングルアワー、中国語アワーと呼んでいます。)また、ラウンジ内には、上記以外の言語を学ぶための教材や各国文化に関する本、様々な国への留学情報が集められており、いつでも利用することができます。

ジェフはフランス語も話せます!
このように世界のいろんな言葉、文化に関心を持ち、学ぶ姿勢を持ってほしいという方針のもと、グローバルラウンジ「コトパティオ」は運営されています。

上記に加えた新たな試みとして、今日のお昼休みには「フレンチ・テーブル」を実施しました。これは、フランス語教員である私が、フランス語を話したい人や日本語でフランスについて話したい人とテーブルを囲むイベントです。今日は三人の学生とスタッフのジェフと一緒にテーブルを囲み、簡単なフランス語会話を練習したりフランスの映画についておしゃべりをしました。一生懸命話す学生と接して、外国語で話すのって単純に楽しい!外国のことを知るのって面白い!と初心を思い出した次第です。

フレンチ・テーブル は来月も開催する予定です。詳細はコトパティオのサイトやTKUポータルでお知らせします。少しでも興味のある方はみんな Bienvenue (歓迎)です!

2017年10月5日木曜日

コトパティオで秋祭り

フランス語と倫理学担当の相澤伸依です。今回は、私も運営に関わっているグローバル・ラウンジ「コトパティオ」の活動を紹介します。

昨日はちょうど中秋の名月でした。アジア各地に、満月の時期に合わせて秋の収穫を祝うお祭り文化が存在しています。コトパティオの活動目的の一つは、言葉や体験を通じて異文化を知ることです。 そこで、今日はラウンジ内で、アジア各地のお祭りや秋の習慣を知る "Mid-Autumn Festival" を開催しました。

ラウンジには「月餅」が用意されました。
学内に貼られたイベントポスター。










まずはラウンジのスタッフであるジェイソンが、母国アメリカの秋の収穫祭の様子を説明してくれました。続いて、日本人の学生スタッフKさんが、日本のお月見についてプレゼンしました。月見だんごを食べることや月のうさぎの話を紹介。続いて、ネパールのお祭りの様子、ヴェトナムのお祭りの様子を留学生が報告してくれました。同じ秋の収穫祭であっても、食べるお菓子が少しづつ違ったり、国によってはお祝いの時のコスチュームがあったりと、私も初めて知ることばかりでした。

学生スタッフKさんの発表。
ヴェトナムからの留学生Mさんの発表。

普段は、英語、中国語、韓国語のネイティブスタッフとのフリートークができる場所として多くの学生が集まるコトパティオ。時にはこうしたイベントを通じて、外国の文化に触れる機会を提供していきたいとスタッフ一同考えています。

ラウンジの日々の様子やイベントの情報は、こちら(コトパティオのツイッター)をチェックしてみてください!

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 コトパティオでフランスDay

2017年7月14日金曜日

コトパティオでフランスDay

フランス語と倫理学担当の相澤伸依です。本年度は、グローバル・ラウンジ「コトパティオ」の運営にも携わっています。その活動の一環をご紹介します。

コトパティオとは、様々な外国語で交流したり、異文化を学ぶための参加体験型学習スペースです。普段は、英語をはじめとした各言語のネイティブスタッフとのフリートークができる場所として多くの学生が集まります。コトパティオの活動目的の一つは、言葉や体験を通じて異文化を知ること。今日7月14日はフランス革命記念日ということで、フランスの文化を知るという趣旨で、フランスDayを開催しました。

フランスの写真を見ながらレッスン。
まずは私の方から、フランス語に親しもうということで「旅のフランス語ミニ講座」をお昼休みに実施しました。フランス革命記念日の由来を説明した後で、挨拶や自己紹介などの簡単だけれども旅先で必要になる表現をレクチャー。多くの学生にとってフランス語に触れる初めての機会だったと思うのですが、大きな声で参加してくれました。


言葉に加えて、食で文化を知ろうということで、スタッフや学生がクレープ作りにチャレンジしました。フランス名物の飲み物オランジーナも用意。フランスの音楽が流れるラウンジ内で、おやつを楽しみました。



ラウンジ内には複数のテーブルが置かれており、各テーブルでおしゃべりをしたり、ゲームを楽しむことができます。現在のところ、学生たちが主に話すのは英語ですが、近い将来フランス語のテーブルも作れるといいなあと思いました。

コトパティオは、学内にいながら、気軽に外国語で話したり、友達が作れる場です。言葉に自信がない方も(私も英語は苦手です...)、気軽にのぞいてみてください。優しいスタッフが笑顔で迎えてくれますよ!

2017年7月4日火曜日

選書展示「ヨーロッパを知る」

フランス語と倫理学担当の相澤伸依です。

3月末でフランスでの国外研究を終え、4月から本学での業務に戻っています。渡仏前に力を入れたことの一つが図書館利用促進の活動でした。復帰後もぜひいろんな企画をしたいと、フランス滞在中から考えていました。今回は、その企画第一弾をご紹介します。

一階OPACの横の棚です。
今週から、図書館一階ブックウォールDで、選書展示「ヨーロッパを知る」が始まりました。ヨーロッパ地域に関わる事柄を専門とする教員六名で、今、ヨーロッパを知るために薦めたい本を集めて展示しています(すてべ二週間貸し出し可能)。


DVDも展示しています。
ヨーロッパと言えば、相次ぐテロのニュースを通して、ひどく物騒な場所だというイメージが定着しつつあるかもしれません。ブレグジット、難民問題、そしてテロとホットなニュースが続くこのごろ。こういった国際情勢を理解するきっかけになるような本や、歴史文化の魅力にふれるための本を並べました。様々な切り口の本を通じて、ヨーロッパの豊かな姿を発見してほしいというのが、選者一同の願いです。

図書館では、 本展示以外にも、同時並行で企画展示が行われています。勉強の合間に、ぶらっと図書館をめぐって、気になる本を探してみてください。


2017年1月11日水曜日

海外ゼミ研修 ~ハワイでボランティアと研究調査~

 英語を担当しているカレイラです。私のゼミ(総合教育演習)の1つの目標が英語で日本文化を発信するということで、2016年の9月にハワイのホノルルで、小学校では折り紙を老人ホームでは落語と折り紙を英語で行ってきました。本ゼミには英語が得意な学生から苦手な学生までいろいろな学生がおりますが、各自の持ち味を生かしてどの学生も頑張って英語を駆使して日本文化を伝えてきました。以下は今回リーダとして頑張った伊藤君からのレポートです。

折り紙教室

 私たちはこの夏にハワイで現地の小学校でのボランティアとグループ研究の資料作成を目的とした合宿を行いました。

 小学校でのボランティアでは、小学2・3年生の子供たちに、折り紙でピョンピョンガエルやとんとん相撲などを教えました。この活動を行うにあたって前期の授業期間から、折り方を教える際に必要となる独特の言い回しを調べるなどし、準備を進めました。現地では事前準備のおかげもあり、各班とも子供たちとたくさんコミュニケーションを取ることができ、順調に活動を進めることができました。ここで意外だったのは、子供たちが日本についてよく知っていて、日本のアニメなどの話を多く話してきてくれたことでした。

 グループ研究に関しては、事前にインターネット等で調べた情報に加えて、現地にあるハワイ日本文化センターやビショップ博物館などで資料を集め、必要に応じて現地の人々に街頭調査を行いました。特に街頭調査の際には、一般の通行人の方に自発的に声を掛けて質問をしたので、英語力とともにコミュニケーション能力も鍛えることができました。

 今回のハワイの合宿ではバスでの移動やホテルのチェックインの際など普段の生活の中でも多くの場面で英語を話す機会があり、また、ボランティアワークや街頭調査でより自発的な英語でのコミュニケーションを行うことができたので、学ぶことが多かったです。

※この記事は「父母の会ニュース」第118号に掲載されたものです。

関連リンク
東京経済大学 国際交流のページ
海外ゼミ研修 ~ベトナムでの学生交流プログラム~(2016年度 関ゼミ)
海外ゼミ研修 ~英語で日本文化を発信~ (2015年度 カレイラゼミ)
海外ゼミ研修 in Hawaii (2013年度 新正ゼミ、榎ゼミほか) 

2016年10月16日日曜日

海外ゼミ研修 ~ベトナムでの学生交流プログラム

 英語科目担当の関昭典です。私のゼミ(総合教育演習)では、毎年長期休暇中に、東南アジア・南アジアでの二週間の学生交流研修プログラムを実施しています。これまでに、ネパール、インド、ベトナム、タイで実施してきました。

 プログラムの特徴として、こちらの学生とほぼ同数の現地の大学生が二週間寝食を共にし、英語を共通言語として活動に取り組むこと。また両国の学生が主体となって活動内容を検討し実施している点にあります。

 今年度は14名のゼミ生がベトナム、ホーチミン市にあるHoa Sen大学の学生と共にプログラムを実施しました。具体的には、昨年国連総会にて採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を交流テーマに掲げ、有識者の講義を受けたり、フィールド調査をしたり、貧困地域にゴミ箱を設置したりしながら、交流と学びを深めました。

 

 さらにベトナム戦争博物館調査後のグエン・ドク氏(枯葉剤の被害者、日本では「ベトちゃん、ドクちゃん」として有名)講演会、それに続く夕食会は、戦争や環境破壊が引き起こす現実のみならず、日越友好について考えるよい機会となりました。ゼミ生はドク氏と大変仲良くなり、「次に日本に行く際にはぜひ関ゼミの皆さんの企画するイベントに参加したい」とおっしゃってくださいました。



 実はドク氏はベトナム戦争で使用された枯葉剤の被害者代表として今月来日し、広島で安倍首相と面談するのだそうです。それに合わせて本学への来学をご検討くださいましたが、スケジュール調整がうまくいきませんでした。しかし、近い将来に、「ドクちゃん」講演会を実施したい、とゼミ生は張り切ってきっています。

 例年、ゼミ研修を通じて英語の重要性を痛感するゼミ生は、帰国後に本気で英語学習に取り組むようになります。昨年のゼミ生の場合、その半数がTOEIC800点以上のスコアに到達しました。今年の学生はどうなるか楽しみです。

関連リンク
ゼミする東経大 第19回インタビュー 関昭典准教授
東京経済大学 国際交流のページ

海外ゼミ研修報告
海外ゼミ研修 ~英語で日本文化を発信~ (2015年度 カレイラゼミ)
海外ゼミ研修 in Hawaii (2013年度 新正ゼミ、榎ゼミほか)
海外ゼミ研修 in Hawaii(続)
海外ゼミ研修 in Hawaii (続々)