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2021年6月26日土曜日

TKUサイエンスカフェ「火山の監視とテクノロジー」

 地球の科学担当の新正です.6月25日に久しぶりにTKUサイエンスカフェを実施しました.コロナ禍の中,カフェといいつつお茶もお菓子もないオンライン開催でしたが学生20名をはじめ,多数の方にご参加いただきました.

今回は神奈川県温泉地学研究所の萬年一剛さんに「火山の監視とテクノロジー」というタイトルでお話しいただきました.基本的な背景知識から説き起こしてホームグラウンドの箱根火山,特に2015年噴火に関するお話を中心にご紹介いただきました.かつては火山の地下で起こる地震観測が主であったのが,加えてGNSS(GPS)や人工衛星で捉えられる山体の膨らみなどで活動の前兆が見えるようになってきたこと,地下の探査の進歩で箱根火山の下のマグマだまりや熱水,変質帯が見えてきたことなど,豊富な話題を紹介していただきました.防災面での実地のご経験に基づくお話や,ブラタモリご出演の際のタモリさんのエピソードなどを巧みに取り込んだ興味深い講義をいただきました.

講義終了後に学生から鋭い質問がなされ,終了予定時間を超えてオンラインでの対話が続き,充実したカフェとなりました.

なお,講義部分については見逃し配信が行われます.詳細は追って学習センターからTKUポータルで案内されます(学内限りです).

私が担当している総合教育演習では萬年さんのご著書「最新科学が映し出す火山 その成り立ちから火山災害の防災、富士山大噴火」を遠隔授業期間中に輪講していました.

こちらは東経大図書館にも所蔵されているので,火山や火山の防災に関心のある方は,ぜひご一読ください.

これは火山のイメージ画像です(アメリカ西海岸のシャスタ山)

ご多忙の中,楽しい講義を行ってくださった萬年さんと,今回もサイエンスカフェとしての開催にお力添えいただいた,学習センターの皆さんに重ねて御礼申し上げます.

2018年6月26日火曜日

トルクメニスタン探訪

「地球の科学」ほか担当の新正です。

先日テレビの撮影クルーに同行してトルクメニスタンを訪問する機会がありましたので、その様子を少し記させていただきます。

随所に大統領の肖像が掲げられている
トルクメニスタンは中央アジア、カスピ海の東側に広がる内陸国で日本の1.3倍ほどの国土面積を持ちますが、その85%ほどがカラクム砂漠で占められます。1991年に旧ソ連から独立して共和制国家となりましたが、大統領権限が強く、現在は2007年から2代目のベルディムハメドフ大統領が長期政権を築いています。

もちろん日本から直行便はないので、乗り継ぎの経路で渡航する必要があります。今回は、時間を節約するために金曜夕方授業を終えて羽田へそこから北京に行って、夜間に乗り継いで首都アシガバートへ朝に着く便を利用しました。北京からのトルクメニスタン航空便はトルクメニスタン人の爆買い路線になっていて、チェックインの際に、大きな段ボールなどの荷物をいくつも抱えた人びとに取り囲まれる状況で若干往生しました。

首都にはおしゃれなカフェレストランも
到着した空港でアライバルビザを取得します。あらかじめ入手した招待状を出して、米ドルで100ドル余りの手数料を払って手続きをします。出発前この部分が大変不安でしたが、余り待ちも無くスムーズに発給され、軍人風の制服の入国審査の人も無表情でチェックしながらも、最後にwelcomeと一言言って通してくれて心底ホッとしました。

トルクメニスタンの首都アシガバートは大理石を用いた白亜の建築にあふれなかなか不思議な趣を見せます。ただし、災害とは無縁ではなく都市の南方を走る断層による1948年の大地震では死者行方不明者約11万人と推定される壊滅的な被害を受けています。

テント泊の朝食を「何かあるかな?」
的な雰囲気でのぞきに来るも現地
ガイドに追い払われるラクダ達
ホテルで先発の撮影クルーの人びとと合流して、後は国内の様々な自然景観地を1週間あまり巡って観察を行い戻って来ました。詳細については、末尾に記した番組をご覧下さい。

基本的には、極めて豊富に胚胎する天然ガス、石油の輸出が経済を支えており、また灌漑農業や牧畜業などが行われているが、その他にあまり目立った産業が無いように見受けられました。シルクロードの国だけあり、沙漠地域のなかでも牛・馬・羊・山羊・駱駝など放牧されているのはそこここで見受けられます。

旧ソ連製の四駆で現地に運ばれる
また訪れた自然景観地はいずれも不便なところにあり、ガイドはいても観光地としては十分に開発されておらず、比較的著名な景観地ですらすべてテント泊でしか見に行くことができません。たとえば、日本で最も紹介されている自然景観地はダルヴァザの「地獄の門」だと思われますが、主要道から何キロも四輪駆動車で入る必要があり、現地に夜間滞在する人用に複数のテントサイトと、モンゴルのゲル風の小屋が準備されているのみでした。それにもかかわらず、日本人を含め観光者が少数とはいえ来られていたのにはちょっと驚きました。



誰も蛸など見たことも食ったことも
無いのになぜか蛸さんウィンナーが
トルクメニスタン、カザフスタン、アルメニアの3国の自然景観の取材に基づく番組が先日NHK BSプレミアムで放映されました。7月14日に再放送がありますので、お時間がありましたら是非ご覧いただけると幸いです。

体感!グレートネイチャー「シルクロード・灼熱炎と幻の海」

2017年5月25日木曜日

【学問のミカタ】噴火する火山を目の当たりにして

「地球の科学」ほか担当の新正です。

プコンから見たビジャリカ火山
今年度の「学問のミカタ」では、それぞれの研究分野で行っていることの紹介もおこなうということで、「地球科学」に関連して、野外調査での経験を記してみたいと思います。

この2月に南米チリの火山調査に行ってきました。当地の火山を10年以上にわたり研究しているグループの末席でサンプルの若干の化学分析を請け負っている立場で時に現地の調査にも参加させていただいています。

登山ツアーの宣伝
今回自分にとって目玉であったのは、常時活発に活動している火山の一つビジャリカ山(2860 m)に登って噴火の有様を目の当たりにすることができたことです。この山はここ数十年山頂のクレーターに溶岩湖をたたえ、日常は小規模な噴火を繰り返しています(時に大きめの噴火をおこしてクレーターから溶岩があふれ出ることもあります)。

そのような状況でありながら、活動が盛んな時期を除いて専業のガイドの案内のもとに誰でも山頂を訪れることができ(ただしかなり長い登山で山頂近くの氷河も越える必要がありそこそこの健脚が求められます)、麓のプコンの街(チリでも有数の観光地です)にはいくつもの登山ガイド会社が軒を連ねます。そこでは火山ガスや噴火の状況を見て、その日その日の登山の可否を判断しています。

山岳氷河を越えます
チリ・アルゼンチン国境のラニン火山
などが遠望されます

山頂で間欠的に起こる噴火の様子をしばらく眺めていて、少し怖い感じがしたのも事実です。経験のある人が状況を見て判断して登山を行なっているので、一般的に危険な事はないでしょう。実際、一緒に登ったビジャリカ山を長年監視している現地のアマチュア火山学者の方は、何十年も安全におこなわれているよ、と胸を張っていました。

しかし、同様に大変活動的な火山でありながら観光登山が行われているイタリアのエトナ山で、この3月にBBCのスタッフを含む登山客が噴石に巻き込まれるという事態が発生しています(動画含む報道)。

ビジャリカ山でもクレーター内で数分に一度程度起こる小規模な噴火を、クレーターの縁で多くの人々が眺めているわけですが、次の一発が気まぐれに少し大きめになり、人がいるところまで噴石が飛んでくる、という可能性は否定はできません。ただ、頂上で観察される光景は本当に素晴らしく、世界各地からこれを目当てに苦労して登ってくる人がいるのも頷けます。

大勢の人が山頂クレーターを覗き込む


溶岩湖がチラ見えしている
今後は、各地で採取したサンプルを分析して、マグマ生成への水の効果などを調べてゆきます。


今回の調査のビジャリカ山を含む一部行程には撮影クルーが同行していて、そこでの撮影を含めてチリ火山地帯を紹介する番組が先日BSプレミアムで放映されました。再放送もあると思いますので、ご覧いただけると幸いです。


NHK BSプレミアム 「体感!グレートネイチャー」
【学問のミカタ】生まれ月とスポーツ選手(経済学部)
【学問のミカタ】ショッパーマーケティング(経営学部)
【学問のミカタ】スポーツを通して自分を知る(コミュニケーション学部)
【学問のミカタ】刑法ってどう学んでいけばいいの?~2017~ (現代法学部)


2017年2月2日木曜日

2016年度「総合教育研究」発表会レポート

2017年2月2日(木曜日)に「総合教育研究」の発表会が行われました。「総合教育研究」は卒業研究に相当し、多くの学生は「総合教育演習」で学んだ成果を発展させて、論文や制作にまとめあげます。

2014年度より全学共通教育センターの公式行事として発表会を催しています。今年は、澁谷先生・中川先生・高津先生・徐先生それぞれご指導の計4名の学生が発表しました。

20分の持ち時間を使ってそれぞれ発表したのち、さかんな質疑応答が行われました。上の番組に示したように、様々な分野の発表があるところが「総合教育研究」の特徴です。それらに対して様々な異分野の教員が質問・コメントし、学生たちは苦労しながらも一生懸命回答していました。分野の異なる聴衆に対してわかるように発表し、予想しない質問に対応するというところも、大切なトレーニングの場と言えるでしょう。


発表学生への表彰のようす
発表終了後、数名の教員からの講評がなされ、引き続き麻生センター長より発表学生をねぎらい表彰が行われました。

さらにすこし居残って、個別にさまざまな振り返りがなされました。

試験やその他多忙な中準備をして発表された学生さんは本当にお疲れ様でした。またご聴講いただいた学生、先生方に厚く御礼申し上げます。「地球の科学」ほか担当の新正が記しました。

2015年度「総合教育研究」発表会レポート(2016年2月3日)
2014年度「総合教育研究」発表会レポート(2015年2月2日)

2017年1月17日火曜日

TKUサイエンスツアー 国立極地研究所見学

「地球の科学」ほか担当の新正です。

東経大では2011年度から「サイエンスツアー」で野外や様々な研究施設等を訪ねてきました。今年度からは、近隣の施設を尋ねようということで、2016年度第2回のツアーとして1月13日の午後に立川にある国立極地研究所に出かけてきました。

多摩モノレールの高松駅から歩いて極地研に向かいます。

到着後まず2班に分かれて、研究室を訪れます。一つは隕石関係の部署です。なぜ極地研究所で隕石なのか?実は南極では沢山の隕石が採取されており、それが極地研にアーカイブされています。南極の氷床で隕石が見つかる理由の解説をいただいた後、様々な種類の隕石(火星隕石や月隕石を含む)を実際手にとって見学しました(もちろん袋の上からです)。

もう一つはSHRIMP(高感度高分解能イオンマイクロプローブ)ラボラトリーです。日本に4台しかないマシンの2台がここにあります。これは、数ミクロンから30ミクロン径の一次イオンビームをプローブ(探り針)として試料に照射し発生した2次イオンを質量分析するというものです。特に地球科学に大きな影響を与えたのは、鉱物一粒一粒の微少領域からその形成年代を求めることができるようになったことで、地球で一番古い鉱物、一番古い岩石などがSHRIMPで決定されたこと、また極地研のSHRIMPで日本で一番古い鉱物粒子の発見(pdf)がなされた一方、世界で一番若い花コウ岩の研究も行っている旨紹介がありました。また共同利用機関として外部からの研究を受け入れていることも説明されました。

南極・北極科学館の外には犬の像が。
最初の越冬での犬ぞりの意義を科学館での
説明で伺いました。
これらラボ見学の後は併設の南極・北極科学館を簡単な概要説明を受けたのち思い思いに見学しました。

終了後立川まで移動して解散。お疲れ様でした。

人文・社会科学系の学部に所属する学生にとって、科学の成果を知ることも大切ですが、研究の現場を見ることが、より貴重な経験になるものと考えます。その点で今回ラボ見学をして現場の研究者から丁寧にお話を聞けたことは意義深かったと思います。

見学にさいしては広報室の宮下様、両ラボの今栄先生、堀江先生に大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。

参考
TKUサイエンスツアー「音を科学する」リオン株式会社見学(2016年7月14日)
TKUサイエンスカフェ「ブラックホール、ビッグバン、そして次元 ~人に話したくなる宇宙のおはなし~」(2016年6月23日)
TKUサイエンスカフェ「コスモスを秋桜と書く理由、秋桜が春に咲く理由」(2016年11月10日)

2016年12月17日土曜日

2016年度総合教育演習「ゼミ報告会」を行いました

「地球の科学」ほか担当の新正です。

12月10日(土)の午後に全学共通教育センターが開講する「総合教育演習」のゼミ報告会が行われました。この報告会は2012年12月8日にいわば経営学部のゼミ研究報告会のお力添えで1教室をお借りするような形で始まりましたが、その後徐々に定着してきて発表数が増え昨年度からは2教室で平行セッションが走る形になりました。今年も2教室に分かれて、11ゼミ19タイトルの発表が行われました。なお、経済学部・経営学部のゼミ報告会も昨年同様同日に揃って開催されました。

さて、13時30分にA309に集合してまず全学共通教育センター長の麻生先生から激励のご挨拶をいただきました。その後はA309、A310に分かれて、報告会が行われました。

5年目を迎えて行事として定着してきた感もあり、なかなかしっかりした発表が増えて来ました。おそらくゼミ活動の一つの目標としての意識をもってくれる学生・教員が増えて来たからだと思います。今年も多くの聴講者を迎えることができましたが、来年度のゼミ探しをしていると思われる1年生が結構いたことが印象的でした。また何名かOB・OGも訪れてくれました。

懇親会も盛況
個人研究からグループ発表、研究発表からゼミ活動報告と発表形式も多様であるだけでなく、話題の多様性も総合教育演習の報告会の特徴です。

一部マニアックな質疑が飛び交う中、休憩を挟みつつ夕刻まで報告会は続きました。今年は終了後みんなで簡単な懇親会を行いました。50名弱の学生・教員が会議室に集まりピザその他の立食のもとで話に花が咲きました。一部のゼミはそのまま流れて夜の街へ二次会に。

〆は関先生のスピーチで
東経大では一般教養科目を担当する全学共通教育センターの教員もそれぞれの分野を生かした「総合教育演習」を担当し、学生は学部専門の演習と同時に履修することもできます。また、「総合教育演習」の延長線上にある卒業研究である「総合教育研究」も履修でき、一昨年度からは「総合教育研究」の発表会も開催されています。2016年度は2017年2月2日の開催を予定しています。ぜひ聴きに来てください。


【過去活動の記事へのリンク】
「総合教育演習」ゼミ研究報告会のご案内(2013年度)
麻生ゼミ・相澤ゼミ 卒論発表会(2014年2月、翌年度からの「卒論発表会」の先駆けとなりました)
全学共通教育センター ゼミ報告会のご案内(2014年度)
全学共通教育センター ゼミ報告会レポート(2014年度)
2014年度「総合教育研究」発表会のお知らせ
2014年度「総合教育研究」発表会レポート(2015年2月)
2015年度全学共通教育センター ゼミ報告会のご案内(2015年12月)
2015年度全学共通教育センター ゼミ報告会が行われました。(2015年12月)
2015年度「総合教育研究」発表会レポート(2016年2月)
2016年度「総合教育演習」ゼミ報告会のご案内(2016年12月)


2016年11月10日木曜日

TKUサイエンスカフェ「コスモスを秋桜と書く理由、秋桜が春に咲く理由」

「地球の科学」他担当の新正です。11/10(木)に、2016年度2回目の「TKUサイエンスカフェ」を学習センター講座スペースにて開催しました。

今回は、宮城教育大学の小林恭士さんに「コスモスを秋桜と書く理由、秋桜が春に咲く理由」というタイトルのお話をいただきました。冒頭でサイエンスカフェの始まりについて手短に解説されたあと、本編に入ります
※サイエンスカフェは1990年代の後半にイギリスのリーズやフランスのパリで始まったとされます。それぞれの形式の違いについても触れられました。



まず、植物の光周性ということで、限界暗期を超えて夜が長くなると花芽が形成される「短日植物」、その逆の「長日植物」について説明され、さらに花芽の発生を誘導する花成ホルモン「フロリゲン」について1936年の提唱からご自身が関わられた2007年の発見に至るまで解説されました。

ここで閑話休題。カフェなのでお茶とお菓子で一休みです。

気分転換の後、フロリゲンの本質である遺伝子の話、またなぜ夜の長短に関連して遺伝子が働く(働かない)かについて、植物の体内時計の話もいただきました。遺伝子の話を踏まえて、最後に「秋桜が春に咲く理由」の種明かしがされました。

質問については、配布したコメントシートに記入されたものを回収して、丁寧に答えていただきました。終了後も興味のある学生が残って質問をしているのも、サイエンスカフェでしばしば見られる光景です。

サイエンスカフェは、喫茶を楽しみつつ、最先端の科学研究を気楽に学ぶことができる場で、本学では、2011年度から毎年複数回開催しています。日本では2005年頃から広まり、様々な所で開かれています。例えば、「サイエンスカフェ・ポータル」などに開催情報がまとめられています。皆さんもぜひ参加してみて下さい。


・これまでのTKUサイエンスカフェのレポート
 2013年度第1回 「この夏、天の川銀河の超巨大ブラックホールに接近するガス雲の運命
 2013年度第2回 「宇宙は何からできている?
 2014年度第1回 「折り紙の数学
 2014年度第2回 「ブラックホールの謎に迫る!
 2015年度第1回 「コンテンツの生まれかたと受けとりかた
 2015年度第2回 「豚インフルエンザについて
 2016年度第1回 「ブラックホール、ビッグバン、そして次元 ~人に話したくなる宇宙のおはなし~」

2016年7月15日金曜日

TKUサイエンスツアー「音を科学する」リオン株式会社見学

「地球の科学」ほか担当の新正です。われわれ理科教員グループは、2011年度の「サイエンスカフェ+」以来、サイエンスカフェ、サイエンスツアーを継続的に行ってきました。今年度からは、近隣の施設を尋ねるツアーをということで、2016年度第1回のツアーを7月14日(木曜)に開催しました。


3限終わりに学習センターで集合。空が暗くなり雷も鳴り出す中出発しました。大学を出て徒歩で西へ向かいます。なんとか強い雨に降られることなく、リオン株式会社本社に到着しました。
講義室へ!

まずミニ講義を受講しました
まず、「音を科学する」と題したミニ講座を受講しました。音波とは何、音の伝播速度、dB(デシベル)の意味など、様々な音に関する題材を、少し裏話を交えつつ講述いただきました。

そして2班に分かれてそれぞれ見学に移ります。無響室、残響室、そして音響科学博物館

無響室は全面がグラスウールで覆われ、外部からの振動も伝わらないように設計された空間です、入室後まず皆黙って「真の静寂」を経験します。その後声を出したり、手を叩いたりで反射のない空間での音の伝わり方を感覚を持って経験しました。なかなか特殊な雰囲気があり、「普通がいかに良いか」という感想をもらした学生もいました。

逆に残響室は、音がこだまのように帰ってくるので、それぞれが色々な音を発して楽しみました。最後に三三七拍子を、とやりかけたのですが、あまりの残響のやかましさに中断して部屋を退出しました。

音響科学博物館では、種々の音にまつわる物品を見ました。迫力のある蓄音機に目を奪われた参加者もいました。

会社の主力製品の一つ、補聴器も最新のものから一番初期のもの(本体が大きな金属の箱で弁当箱、と呼ばれていた由)を見せていただきました。比較するといかに小さくなったか、ファッショナブルになったかがわかります。

講義室に戻って、質疑応答とまとめをして見学を終えました。

著名な補聴器のみならず、騒音計、地震計といった音や振動に関する測定機器、さらにクリーンルームの微粒子を計測するパーティクルカウンターなど非常に幅広い分野についてのお話を伺い、あっという間に時間が過ぎた印象です。学生には普段意識しない製造業の考え方や面白さが伝わったのではないかと思います。

とても魅力的な見学をコーディネートくださったリオン株式会社の藤岡様、仙波様、矢嶋様、堀様に厚く御礼申し上げます。

本社前で記念写真

音響科学博物館見学」(2014年6月)

2016年5月18日水曜日

【学問のミカタ】金でも取れるかね?

お金といえば、紙幣と硬貨がありますが、硬貨とは切っても切り離せない金(きん)のはなしでもしてみましょう。

Bray's Golden Quarry坑口
金はその化学的な侵されにくさから錆ずに美しさが永続すること、またその希少性などから、古くよりその価値が認められてきました。また、現代では高い電気電導度などから工業製品にも広くもちいられ、金属としての価値が減ずることがありません。

本稿を執筆しております新正は地球科学分野を専攻のため必然的に野外調査を行います。そして調査中には通りすがりの人からしばしば声をかけられます(不審に思って?あるいは興味を持って?)。石を調べている旨の返事をした時の定番の反応として「金でも取れるかね?」というものがあります。すなわち世の人々にとって、大地から掘り出されるものとしてまず思い浮かぶものが「金」ということかもしれません。

さて、このように希少価値の高い金は、有史以来どれくらいの量が採掘されてきたと思いますか?
① 一坪規格のユニットバス15杯分
② オリンピック公式プール3.5杯分
③ 霞が関ビル0.8杯分
④ 東京ドーム1.6杯分
※なお東京ドームの体積は霞が関ビルのそれの1.5倍あまりのようです。
(解答は下部にあります)

金が見つかった場所では、いわゆるゴールドラッシュがしばしば起こります。先年学会で南アフリカを訪れた際に、まさに夢の跡を見る機会がありました。 スワジランドにほど近いバーバトン地域にあるBray's Golden Quarryを見学しました。木のはしごを登って坑口にたどり着き、狭い坑道をしばらく行くと大広間に出ます。1885年に品位の高い金鉱床が発見されるとあっという間に基本的に手堀りで地下の大空間が作られたとのことです。
坑道は狭い
中は大広間。明かりは奥で
天井が抜けているため
現在稼働中の鉱山は高セキュリティー
※ゴールドラッシュの模様を示すスライドショー (YouTube


なお南アフリカは現状も世界6位(2012年)の産金国であり、近くでは今も近代的な金採掘が行われています(Sheba Gold Mine)。



また、国内にも昔の金山跡が観光地化されている場所がいくつもあります。ぜひ訪れてみてください。
史跡 佐渡金山
土肥金山(西伊豆)
今も採掘されている菱刈鉱山(鹿児島県)

 「地球の科学」ほか担当の新正が記しました。

上の問いの解答:②
有史以来の金の採掘量は、約166,600トンと推定されており、体積に換算するとオリンピック公式プール約3.5杯分になるとのことです。
典拠:田中貴金属工業株式会社|金の価値

 【学問のミカタ】 5月のテーマ「お金」
・経済学部ブログ 「経済と言えばお金!!………なの?
・経営学部ブログ 「利益を増やすために考える2つの視点
・コミュニケーション学部ブログ 「働くモチベーション
・現代法学部ブログ 「お金について~ マイナス金利など
             「お金について~ その2 電子マネー、仮想通貨など

2016年4月11日月曜日

ミネラルショーに今年も出展

「地球の科学」ほか担当の新正です。

先週末の4月3日、ゼミ生有志ととともに大宮ソニックシティーで行われた埼玉ミネラルショーに昨年度に引き続き出展してきました。

石の展示、即売などを行うショーは近年拡がりを見せており、各地でとり行われています。自然に興味のある人から、綺麗なモノ好きの人まで老若男女が集まるのが特長です。

埼玉のショーではアマチュアゾーンが設けられており、非営利の団体も出展することができます。そこで昨年よりゼミ活動の一環として参加させていただいています。

お道具類を準備中
今年度は、ビスマスの融解実験の演示とビスマス結晶のかけらを用いたレジンクラフトを組み合わせた実演系の展示を行いました。昨年12月に図書館ブラウジングスペースで行った「ビスマスカフェ」を1テーブルに集約できるようにコンパクト化しました。

ビスマスは低融点(271.3℃)金属のため、電熱器で簡単に溶融して結晶成長させることができます。見物客の求めに応じて学生が溶かして見せます。見ていた子どもたちは、結晶ができるところより、金属が溶ける様子の方が不思議そうでした。

レジンクラフトには多くの方が参加してくださり、学生の指導のもとに思い思いの作品を作りました。昼頃にはお客さんが絶えず、かなり繁盛したので、昼食のタイミングを逸するほど。東経大の卒業生ですよ、と声をかけてくださった方もいました。

商売繁盛中
今回は学生手作りのアンケートも行い、30名近くの回答を得ました。企画の改善につなげようと、現在学生が集約を行っています。

閉店近くに立ち寄ってくださったゼミ卒業生の方も交えてお茶して散会。企画・運営してくれたゼミ生を中心に2016年度のゼミもまもなく始まります。


ミネラルショーに出展(2015年3月29日)
図書部&TKUサイエンス「ビスマスカフェ」(2015年11月26日)


2016年3月21日月曜日

第22回大学教育研究フォーラムでのポスター発表

「大学教育の最新動向や知見に関する情報交換や交流の場」である、大学教育研究フォーラムで、「図書部」「TKUサイエンス」の取り組みを広報すべく、ポスターセッションで参加してきました。

当日は快晴!
東経大の教育改革支援制度からの援助を受けて、「図書部」は3年間、「サイエンス」は5年間にわたり活動を行ってきました。援助が切れる機会にこれまでの活動を取りまとめて総括し、かつ対外的に取り組みを報告すべきと思い、全国から大学・高等教育関係者が多数集まるこのフォーラムでの報告を選択しました。

フォーラムは3月17日、18日の両日京都大学で開催されました。ポスターセッションは17日の午前に時計台の2階の国際交流ホールで開かれ、約60件の報告が行われました。

「図書部」は、相澤・東経大図書部による、「読書習慣のない学生に向けた読書指導 東経大図書部の試み」と題して、「サイエンス」は新正・榎・大久保・阿部による「サイエンスカフェ・ツアーを組み合わせた社会科学系学部生への自然科学教育振興」と題して報告を行いました。

朝一で最初は人が少なかったものの、徐々に会場は賑わい、様々な方が声をかけてくださいました。また、「図書部」のポスターでは「図書部だより」のバックナンバー配布も行っており、観覧者にお持ち帰りいただきました。

筆頭著者の他に2015年度サイエンス部長の阿部先生も説明に加わってくださり、同じくフォーラムに参加された久川先生にも見守っていただきました。

ポスターの様子。お隣は大学ランキングで知られる
上海交通大学の研究者による報告でした。
昨今、大学教育の改革・改善については盛んに情報交換が行われており、このようなフォーラムへの参加は意義が大きいものと考えています。いただいた意見をもとに今後の活動の方向性を考えて行きたいと思います。「地球の科学」ほか担当の新正が記しました。

図書館総合展でのポスター発表(2015年11月10〜12日)

2016年2月17日水曜日

TKUサイエンスツアー第3弾「高層気象台」「食と農の科学館」

2015年度 東京経済大学教育改革支援制度採択事業である「TKUサイエンス」では2月5日にサイエンスツアーを行いました。行き先は「高層気象台」と「食と農の科学館」。

朝、出がけに地震(国分寺では震度3)が発生し、若干電車のダイヤが乱れましたが、無事、東京駅八重洲のバス駐車場に全員集まり、一路つくばに向かいます。

午前は気象庁の「高層気象台」。つくばの巨大な敷地に気象研究所とともにあります。なんと1920年開設ということで大正時代から続く施設です。

昔使われた、測器をつけて上空の観測を行っていた凧。
落雷が凧のワイヤーを伝って落命した方がいたとのこと。
まさに命を賭して観測が行われていた。


まず概要の説明を受け、昔の測器などを見学した後、紫外線、オゾン量、日射量などを観測する部署で解説を受けました。概要を聞いた後、実際に屋上の測器を見学します。観測によっては、太陽の直射光を遮る必要があり、測器に工夫がされています(写真でわかるでしょうか?)。


ラジオゾンデについて学ぶ


引き続きラジオゾンデについての説明を受けました。実際にあげるのは朝と夜なので、今回はあげる様子は動画で見せていただき、風船、パラシュートおよびゾンデの実物を実際に手に触れながら解説を受けました。お話は興味深く様々な質疑も行われました。バルーンに水素ガスを詰めて約30 km上空に上がるまでの間観測が行われるそうです(そのくらいの高度で風船が破裂する)。ゾンデの軽さが印象的でした。


足元の丸いものは降水量計
最後に屋外に出て地上観測の「露場」で、測器を見学しました。降水量計、温度・湿度系、積雪深計その他について様々な工夫についてお話しいただきました。9000平方メートルに及ぶ広い「露場」を誇り、アメダスつくば」のデーターはここで得られているとのことです。





丈の高い(約1.5 m)イネは飼料用品種
近隣のアウトレットのフードコートで昼食の後は、農研機構「食と農の科学館」を訪れます。まず科学館のパネル展示を一通り案内・解説いただきました。農業や畜産に関わる様々な研究結果がパネルにまとめられており、関連した現物が展示されています。具体的な製品も数多く置かれていて、興味を惹かれます。新しい品種のお茶が飲める給茶器で種類の違うお茶を楽しむ学生もいました。





酵素処理した柑橘皮むきに取り組む学生たち
そして場所を変えて酵素による果実の皮剥きの実習を受けました。基礎的内容のレクチャーを受けた後、実際に酵素で分解して柔らかくなった柑橘の皮を剥いてみました。現在多く用いられる酸・アルカリ処理と異なり、温度をかける必要がないので果実のみずみずしさが保たれ、付加価値の高い食品作成への適応が期待されるとのことです。


さらにバスで少し移動して、植物工場を見学しました。苗の育成、トマト、パプリカその他の栽培の様子や設備について説明を受けました。トマトは日本品種、オランダ品種が植えられていましたが、それらの違いなどについても実際の作物の様子を見つつ解説されました。
植物工場でのレクチャーの様子
苗テラス内部へ。気温やCO2量は高く保たれている。

気象台、食と農の科学館いずれでも現場で業務・研究に携わっている人から詳しいお話を聞くことができ、学生も素朴な疑問をぶつけていました。それぞれの見学先で熱心に解説をいただき、いずれも予定時間を若干オーバーして見学を終えました。

バスで一度東京駅に戻り解散。これで今年度の「TKUサイエンス」の行事をすべて終えました。

お疲れ様でした
懇切なご対応をいただいた、高層気象台、農研機構の皆様に厚く御礼申し上げます。「地球の科学」ほか担当の新正が記しました。



TKUサイエンスツアー第2弾「筑波宇宙センターに行ってみよう」(2016年1月15日)
TKUサイエンスツアー第1弾「情報通信研究機構NICTに行ってみよう!!」(2015年7月2日)
TKUサイエンスカフェ・ミニ「あなたの知らない国立科学博物館」(2015年12月11日)
図書部&TKUサイエンス「ビスマスカフェ」(2015年11月26日)
TKUサイエンスカフェ「豚インフルエンザについて」(2015年11月10日)
TKUサイエンスカフェ「コンテンツの生まれかたと受けとりかた」(2015年6月4日)



2016年1月21日木曜日

知的書評合戦—ビブリオバトル(学生編)を行いました

東経大図書館では、学生に向けたさまざまなイベントを行っています。1月14日の夕刻には東経大図書部主催の「ビブリオバトル(学生編)in TKU」を開催しました。

ビブリオバトルではそれぞれがオススメの本を持ち寄り5分間で聴衆にむけプレゼンを行います。聴衆はそのプレゼンを聞いてどの本が一番読みたいと思ったかを投票して、1位となったチャンプ本を決定します。

12月には教職員編のビブリオバトルが開催され、白熱の戦いが展開されました。
ビブリオバトル(教職員編)が行われました、をご参照ください)

図書部の板橋先生の軽妙な司会進行のもと、まず発表順を決めて、下に記す順番でそれぞれのオススメ本のプレゼンを行っていきました。

  • 中川亜里紗さん(経営1年)いしいしんじ『ぶらんこ乗り』新潮文庫
  • 諏訪竜也さん(経営1年) 辻村深月『図書室で暮らしたい』講談社
  • 志田拓哉さん(経営3年) 石持浅海『月の扉』光文社文庫
  • 引地昭人さん(経営2年) 森博嗣『詩的私的ジャック』講談社文庫
  • 小島邦裕さん(経営1年) 青木雄二『ゼニの人間学』ロングセラーズ

5名の学生は緊張しつつも、それぞれの思い入れが現れた中身の濃いプレゼンを行いました。本のここが好きであるという語り、本との出会いについて、中学のとき貴重なお小遣いで本を手に入れた話、小説のモチーフの美しさ、本の著者について、本の題名に込められた意味、本に記された思想への共鳴、などなど多様で聞き応えがありました。

それぞれのプレゼンに引き続き3分程度で質疑やコメントがなされ、5人全員が終わったところで投票タイムに移りました。


話題が本当に豊富であったので、私自身もおおいに迷いつつ投票をしました。結果として、志田さんご推薦の『月の扉』がチャンプ本に選ばれ、ビブリオバトルはお開きになりました。


2015年度東経大教育改革支援制度からの援助を得て活動している「図書部」としてのイベントはこれが最後になるかと思いますが、東経大図書館では今後も学生に本と図書館に親しんでもらうイベントを行っていきます。

「地球の科学」ほか担当の新正がお送りしました。



図書館によるレポート
学生記者によるレポート

2015年12月24日木曜日

リレー講座「世界の国と言葉を知ろう」を行いました

「地球の科学」ほか担当の新正です。

タイ語講座の様子
12月15日と18日の2回にわたり、学習センターのランチタイム講座の枠で「世界の国と言葉を知ろう」と銘した講座を行いました。2016年度開講の「特別語学」と連動し次年度の担当講師に演者をお願いして、15日は「ポルトガル語」18日は「タイ語」についてお話しいただきました。

15日の「ポルトガル語」は東京外国語大学の水沼修さんがご担当でした。
まず、世界の言語の中で、さらにロマンス諸語のなかでのポルトガル語の位置付けについて述べられ、そして大航海時代にどの様に世界にポルトガル語が広がっていったかについて説明されました。加えて、現在のポルトガル語圏諸国共同体についても紹介いただきました。そして、ポルトガル語の特徴を格変化、語順、発音などにわたって解説され、最後に簡単な挨拶表現とその発音のポルトガル、ブラジルでの違いについて述べて話を閉じられました。

18日の「タイ語」は日本学術振興会特別研究員の平田晶子さんにご担当いただきました。
まずタイ王国の基本情報について解説された後に、タイの20世紀の歴史の中での文化・文字政策の意義について述べられ、さらに現在のタイ語・タイ文化の拡がりからASEANや日本との繋がりを経済面と絡めて説明されました。特に「タイ諸語」の拡がりについては後の質疑応答を含め大変興味深いお話を伺えました。

何れのお話も短い時間ながら、それぞれのご専門を活かし様々な情報がコンパクトに紹介されていてたいへん勉強になりました。また、質疑応答もそれぞれの先生の個性が出て楽しいものでした。

東経大の英語以外語学は、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、中国語、朝鮮・韓国語、日本手話のそれぞれ初級・中級を常設科目として開講しています。それに加え、多様な言語に大学時代に触れてもらう機会を設けるために「特別語学」として毎年複数の言語の講座を開設しています。

2016年度には「ポルトガル語」「タイ語」に加え「ロシア語」「ビルマ語」を「特別語学」として開講します。若いうちに様々な言語の学習に取り組んだ経験は、視野を広げるとともに将来の職業・社会人生活で様々な文化と接する際の糧となります。

多くの学生の皆さんの受講をお待ちしています。ぜひ、興味のある国・言葉に触れてみてください。

2015年12月20日日曜日

2015年度全学共通教育センター ゼミ報告会が行われました。

「地球の科学」ほか担当の新正です。

12月12日(土)の午後に全学共通教育センターが開講する「総合教育演習」のゼミ報告会が行われました。この報告会は2012年12月8日にいわば経営学部のゼミ研究報告会の軒先をお借りするような形で始まりましたが、その後徐々に定着してきて、今年は2教室に分かれて、12ゼミ20ユニット(1ユニット15分)の発表が行われました。なお、今年からは経済学部のゼミ報告会も同日に揃って、観覧者にとっては同じ日に様々なゼミをめぐって見学していただける状況になりました。

さて、14時にA309に集合してまず全学共通教育センター長の横畑先生から激励のご挨拶をいただきました。その後はA309、A310に分かれて、報告会が行われました。

A309での発表の様子

A310での発表の様子
ゼミの履修学生自身は卒業等で年々入れ替わります。しかし発表自体は年を重ねるに従って明らかにこなれたものになってきました。これは学生間の経験の継承の他に、行事としての報告会が定着し、それに向けたゼミ指導が徐々に浸透してきたことが大きいのではないかと推定しています。質疑応答も盛んで(私もいくつか、やや厳しいコメントをしてしまいました)、発表学生も緊張しつつ一生懸命答えていたのが印象的でした。

報告は研究報告から活動報告まで幅広いスペクトルのものでしたが、きちんと準備して、リハーサルをして大勢の前で話す、という一連の活動は登壇した学生にとって貴重な経験となるでしょう。

休憩を挟みつつ夕刻まで報告会は続きました。幾つかのゼミでは終了後そのままゼミの納会に突入したようです。

東経大では一般教養担当する全学共通教育センターの教員もそれぞれの分野を生かした「総合教育演習」を担当し、学生は学部専門の演習と同時に履修することもできます。また、「総合教育演習」の延長線上にある卒業研究である「総合教育研究」も履修でき、昨年度からは「総合教育研究」の発表会も開催されています。2015年度は2016年2月3日の開催を予定しています。


【過去活動の記事へのリンク】
「総合教育演習」ゼミ研究報告会のご案内(2013年度)
麻生ゼミ・相澤ゼミ 卒論発表会(2014年2月、翌年度からの「卒論発表会」の先駆けとなりました)
全学共通教育センター ゼミ報告会のご案内(2014年度)
全学共通教育センター ゼミ報告会レポート(2014年度)
2014年度「総合教育研究」発表会のお知らせ
2014年度「総合教育研究」発表会レポート(2015年2月)
2015年度全学共通教育センター ゼミ報告会のご案内





2015年12月15日火曜日

ビブリオバトル(教職員編)が行われました

「地球の科学」ほか担当の新正です。

板橋先生解説中
12月15日の夕刻図書館ブラウジングスペースで「図書部」主催のビブリオバトル(教職員編)が行われました。

図書部メンバーの板橋先生からのブリーフィングのあと、登壇者がジャンケンで発表順を決めます。その後、5人の登壇者がそれぞれの推薦本を5分でプレゼン、その後3分程度の質疑応答という流れで行われました。

発表順と推薦本は下の通りです。
(1)板橋先生(経営学部)ピエール・バイヤール 『読んでいない本について堂々と語る方法』筑摩書房
(2)高津先生(経済学部)フランセス・イエイツ『薔薇十字の覚醒―隠されたヨーロッパ精神史』工作舎
(3)新正(経営学部)中川毅『時を刻む湖』岩波書店
(4)田島先生(経営学部)グラハム・アリソンほか『リー・クアンユー、世界を語る』サンマーク出版
(5)笹川さん(学生課)プラトン『饗宴』光文社古典新訳文庫

それぞれが緊張しながらも個性の出たプレゼンを行いました。終了後どの本が読みたいと思ったか投票を行い、5番目の笹川さんご推薦、プラトン『饗宴』が見事1位となりました。

田島先生熱演中
投票結果発表後、聴衆として参加した学生の皆さんの感想を伺いました。その中で、経営学部の先生が多いので、経営に関する本が沢山出てくるのかと思ったら、全然違った、というものがありました。

すなわち推薦本は、自分の好きな本、最近読んで面白かった本、古典などなど思い思いに持ち寄ったものが集まりました。その自由さによって、参加者の興味を広げることができたとすれば、登壇者にとっておおきな喜びと言えましょう。

上に(教職員編)とことわったように、年明け1月14日(木曜)には学生編を行います。好きな本について語ってみたい人の応募をお待ちしています。もちろん当日の観覧も大歓迎です。



・参考 大学ニュース 「白熱! 図書部主催の知的書評合戦「ビブリオバトル」(教職員編)