ラベル 図書館 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 図書館 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年12月3日火曜日

最近の図書館いろいろ

 倫理学とフランス語担当の相澤伸依です。この秋冬も図書館で選書展示を企画しました。

  一つ目は「食の本」展示。五人の同僚と一緒に食をテーマにおすすめの本を選び、展示しています。 選書展示を通じて、自分一人では出会えなかった本に出会うことが嬉しく、また同僚が紹介した本を読んで同僚の人となりを知るのが楽しい。それがモチベーションとなって毎年展示を企画しています。いわば私の楽しみに協力してくれる同僚には感謝しかありません。

図書館ご担当者の手の凝ったPOP
本棚の様子
 









 もう一つの展示は、11/26に実施したブックトーク「急に具合が悪くなる」との連動選書です。同イベントのゲスト磯野真穂さん(人類学者)と私の二人で、おすすめの本を選びました。 磯野さんは、宮野真生子さん(哲学者)との共著『急に具合が悪くなる』(晶文社)を今年9月に出版されました。この本は、癌を患い死を前にした宮野さんと磯野さんによる往復書簡をまとめたもの。悲しい闘病記ではなく、病と死を背景に展開する奇妙な思想書です。宮野さんは闘病の末に7月末に逝去され、この本は死後出版となりました。私にとって、宮野さんは優れた研究仲間であり大事な友人でした。彼女の最後の思索をぜひとも多くの学生に伝えたいと思い、このイベントと選書展示を企画した次第です。 展示では、同書の提起する問題について考察を深める材料になる本を並べています。

ブックトーク当日の様子
宮野さん、磯野さんのお仕事も紹介しています

 「食の本」展示と「急に具合が悪くなる」展示、いずれも、図書館一階ブックウォールDで展開中です。夜が深まるこの季節、本に出会う機会にしていただければ幸いです。

2019年6月16日日曜日

ブックトーク「恋を描く」

 フランス語と倫理学担当の相澤伸依です。今回は私が企画した図書館イベントについて報告します。

 6/13(木)の5限の時間帯に図書館ブラウジングスペースで、漫画家の岡藤真依さんをゲストにお迎えして、「恋を描く」というイベントを開催しました。岡藤さんは、女の子の恋と性を繊細な筆致で描く作品を発表している新進気鋭の漫画家です。今回は、4月に発表された新作『少女のスカートはよくゆれる』(太田出版)のお話を出発点に、岡藤さんが作品に込めているメッセージや漫画家になるまでの経緯、創作活動の難しさや喜びなど幅広い話題を語っていただきました。

 
岡藤さんの作品『どうにかなりそう』と『少女のスカートはよくゆれる』

 私が聞き手となる形でブックトークを行ったのですが、ぜひ学生目線で質問したかったことがありました。それは「やりたいことを仕事にするにはどうすればいいのか?」です。「漫画家」というやりたかったことを仕事にできている岡藤さんはどうやってそこにたどり着いたのだろう? 岡藤さんは、私の質問に対してご自身のこれまでのキャリア(岡藤さん的「まんが道」?)を率直に語り答えてくださいました。 

 岡藤さんご自身、最初から漫画家になろうと思っていたわけではないとのこと。働きながら創作するという二足のわらじを履く期間も長くご苦労や紆余曲折が多々あったわけです。しかし漫画を創作したいと思ってから、そのやりたいことをするための努力だけは全力で続けたと強調されました。「才能があるかないかではない。やりたいと思って努力を続けることで、成功するかどうかわからないけれど、やりたいことに近づくことができる」とのこと。

 岡藤さんは、その努力の助けになった要素としてご自身の「好奇心」と「しつこさ」を挙げられました。表現したいことを世界に見つけ出す好奇心とそれを漫画という形で描くためのしつこさ。この二つの要素が努力を続ける秘訣になったということでした。
大学生活は、社会の中でどんなことをして生きていくかを考え、選択する時期にあたります。その時期を生きる参加者にとって、岡藤さんの言葉は示唆に富むものであるように思われました。

多くの方が聴きに来てくださり感激!前で話している我々二人も楽しかった!

 他にも作品の話や創作の背景にある読書体験など語っていただき、学生との質疑応答も盛り上がって予定していた一時間半はあっという間に経過。イベント終了後も参加者が岡藤さんに質問する姿が見られ、企画した者として大変喜ばしく感じた次第です。
イベント終了後も話は尽きず。参加者のみなさん、ありがとうございました。

 ブックトークは終了しましたが、岡藤さんの漫画作品と、岡藤さんと私が「恋」をテーマに選んだオススメ本を図書館一階ブックウォールEに展示しています。ぜひ本(特に岡藤さんの作品!)を手にとってみてください。

2019年5月8日水曜日

読書最高!

「外国史」ほか担当の高津秀之です。2019年度の特別企画講義「書を読もう、図書館へ行こう!」では、毎回担当の教員が、自分にとって大切な一冊、お気に入りの一冊を取り上げて、本との出会いを語っています。5月7日は私の担当。J.R.R.トールキンの『指輪物語』についてお話をさせていただきました。

 皆さんが無人島に行く羽目になったとします。持っていくことができる荷物の量は限られていて、1冊しか本をもっていくことができません。皆さんは何を持っていきますか―、ありがちな質問。とはいえ、難問です。しかし、私は(あまり)悩まず、『指輪物語』を持っていくでしょう。講義では、この本の魅力について紹介するとともに、この本が私にどんな幸せをもたらしてくれたかについて話をしました。普段の授業ではなかなか自分の個人的な事柄について話したことないですから、実はとても緊張していたんです。ですが、講義の後、皆さんが書いてくれたコメントを読んで、とても嬉しくなりました。

「私もファンタジーが好きなので、楽しかった。」
「あまりファンタジーに興味がなかったけど、読んでみたいと思った。」
「ファンタジーを役に立たないというような、つまらない大人になりたくない。」
「ファンタジーの世界は決して意味のないものではなく、真の現実である―、深い話だと思った。」
「世界創造の魅力について。作者も読者もわくわくするものだと思う。」
「トールキンさんはすごい人だと思った。まさに神!」
「大学の先生が白紙のテスト用紙に書いたのがきっかけと聞いて、驚いた。」
「図書館へ行って、私も読んでみたいと思った。」
「ひさしぶりに読みたい本に出会えた。」
「私も小さいころ、何度も読み返してしまった本があります。」
「読書最高!」

・・・といった、たくさんの素敵なコメントをいただきました。感謝感激です。
講義の最後に、私は、マルセル・プルーストの「一生にただ三冊か四冊の本が、ほんとうに重大な何かを与えてくれる」という文章を紹介し、皆さんに問いかけました。
一生かかっても三冊か四冊か、コスパ悪いな―そう思うかもしれない。しかし、そういって図書館に行き、本を読むのをやめてしまったら、「三冊か四冊」どころか、一冊も見つからない。読書という「真実の生」を体験することはできない。さぁ、みなさんはどうする?

コメントの中に、それに対する答えを見つけました。
「私も運命の一冊と出会うために、まずはたくさんの本に触れるところから始めていこう。」
「本を読み続け、3、4冊の本と出会いたい。最初から負けたくありません。図書館に行きたいと思った。」
みなさんに私の「一生ものの本との出会い」体験を語ってよかったです(少し恥ずかしかったけど)。出席者の皆さん、コメントをくれた方々、どうもありがとう。また、こうした話をしたいものです。

現在図書館では特別講義の関連書籍を展示中です。
どれも名著!











私の『指輪物語』。是非手に取って下さい!









・関連記事
2019年度「特別授業」のご紹介


2017年12月27日水曜日

TKUサイエンスカフェ「時間とはなんだろう」

 自然の構造ほか担当の榎です。12月19日(火)に学習センターにて、今年度2回目となるTKUサイエンスカフェが開かれました。講師は慶応大学の松浦壮さんで、「時間とはなんだろう」というタイトルでお話しされました。今回の参加者数は、40名近くにのぼりました。なお、松浦さんは、2013年度のTKUサイエンスカフェでも講演して下さっています。

 講師の松浦さんは、素粒子論を専門とする理論物理学者です。「時間」については、様々な立場から論じることができますが、今回、松浦さんには、物理学の立場から見た「時間」について語ってもらいました。


 私たちが時間をどのようにして実感するのかをよく考えてみると、物体の運動を通してである、ということにたどり着きます。物体の運動は、自然の法則である運動の法則に支配されています。私たちの身の回りの物体の運動は、17世紀に明らかになったュートンの運動の法則で説明することができます。そのため、私たちが素朴に持つ時間の感覚は、ニュートンの運動の法則に基づくものといえます。しかし、物理学が発展するに従って、ニュートンの法則では説明できない現象が明らかになってきました。それは、「光」についての現象です。20世紀に入ると、アインシュタインにより、光の現象も含めて説明できる運動の法則である相対性理論が構築されました。ニュートンの法則では、時間と空間はそれぞれ別の独立したものとされましたが、相対性理論では時間と空間は不可分で一体のものとして考えます。さらに、20世紀には、素粒子のような物質の根源にかかわるミクロな領域での運動の法則である量子論が構築されました。この量子論と相対性理論を基にすると、物質や力も、時間や空間の特性のひとつと理解できます。そして、このお話は、時間・空間・物質・力の全てが同じルーツを持つと考える『量子重力』へと繋がっていくのです。このように、物理学が発展するにしたがって、「時間」の概念は変わり、より本質が明らかになっていきます。

 今回のサイエンスカフェでは、以上の物理学から見た時間についての概念の変遷と、時間と空間を一体として考える相対性理論とはどのようなもなのかについて、熱く語られました。「時間」については誰もが実感できるけど、実態を考えるとよく分からないものであるためか、講演の途中でも質疑応答がなされ、カフェ終了後も、何名かの学生さんが残って講師の松浦さんに疑問をぶつけていました。

 なお、このほど、松浦さんは「時間とはなんだろう 最新の物理学で探る『時』の正体」(講談社ブルーバックス)という本を出版されました。サイエンスカフェで語られたことは、この本に詳しく書かれています。今回のサイエンスカフェに合わせて、松浦さんの著作と、哲学、数学、地球科学、天文学、物理学といった様々な学問領域から見た「時間」についての本を選んで、本学図書館にて、展示しています。ぜひ、ご覧になって、「時間」について様々な思考を巡らせてみて下さい。

(参考)これまでのTKUサイエンスカフェのレポート
 2013年度第1回「この夏、天の川銀河の超巨大ブラックホールに接近するガス雲の運命
 2013年度第2回「宇宙は何からできている?
 2014年度第1回「折り紙の数学
 2014年度第2回「ブラックホールの謎に迫る!
 2015年度第1回「コンテンツの生まれかたと受けとりかた
 2015年度第2回「豚インフルエンザについて
 2016年度第1回「ブラックホール、ビッグバン、そして次元 ~人に話したくなる宇宙のおはなし~
 2016年度第2回「コスモスを秋桜と書く理由、秋桜が春に咲く理由
 2017年度第1回「映像世界と身体感覚

2017年11月6日月曜日

図書館展示「中公新書が好きだ!」

倫理学とフランス語担当の相澤伸依です。

全部で19冊展示しています。
今週から、図書館一階ブックウォールDで、選書展示「中公新書が好きだ!」が始まりました。専門や学部の枠を超えて教員五名で、学生にお薦めしたい中公新書を集めて、推薦文とともに展示しています(すてべ二週間貸し出し可能)。


私は、電車や喫茶店などでちょっと時間ができた時に読めるように、新書を持ち歩くようにしています。いろんな出版社が新書を出しているわけですが、私の一番のお気に入りは中央公論新社の新書です。堅いものからポップなものまで、手軽に読めて、かつ学問の成果をしっかり感じさせてくれる。この中公新書の手堅い魅力を伝える展示をいつかやりたい!と思い続けていました。数年越しの企画を同僚の協力で実現できて嬉しく思うとともに、多くの学生さんに見てもらいたいと願う次第です。
一階カウンター前ではミステリー特集。


図書館では、他にもいろんな場所で特集展示が行われています。秋の夜長のおともを探しに、ぜひ図書館へいらしてください。



2017年7月4日火曜日

選書展示「ヨーロッパを知る」

フランス語と倫理学担当の相澤伸依です。

3月末でフランスでの国外研究を終え、4月から本学での業務に戻っています。渡仏前に力を入れたことの一つが図書館利用促進の活動でした。復帰後もぜひいろんな企画をしたいと、フランス滞在中から考えていました。今回は、その企画第一弾をご紹介します。

一階OPACの横の棚です。
今週から、図書館一階ブックウォールDで、選書展示「ヨーロッパを知る」が始まりました。ヨーロッパ地域に関わる事柄を専門とする教員六名で、今、ヨーロッパを知るために薦めたい本を集めて展示しています(すてべ二週間貸し出し可能)。


DVDも展示しています。
ヨーロッパと言えば、相次ぐテロのニュースを通して、ひどく物騒な場所だというイメージが定着しつつあるかもしれません。ブレグジット、難民問題、そしてテロとホットなニュースが続くこのごろ。こういった国際情勢を理解するきっかけになるような本や、歴史文化の魅力にふれるための本を並べました。様々な切り口の本を通じて、ヨーロッパの豊かな姿を発見してほしいというのが、選者一同の願いです。

図書館では、 本展示以外にも、同時並行で企画展示が行われています。勉強の合間に、ぶらっと図書館をめぐって、気になる本を探してみてください。


2016年1月21日木曜日

知的書評合戦—ビブリオバトル(学生編)を行いました

東経大図書館では、学生に向けたさまざまなイベントを行っています。1月14日の夕刻には東経大図書部主催の「ビブリオバトル(学生編)in TKU」を開催しました。

ビブリオバトルではそれぞれがオススメの本を持ち寄り5分間で聴衆にむけプレゼンを行います。聴衆はそのプレゼンを聞いてどの本が一番読みたいと思ったかを投票して、1位となったチャンプ本を決定します。

12月には教職員編のビブリオバトルが開催され、白熱の戦いが展開されました。
ビブリオバトル(教職員編)が行われました、をご参照ください)

図書部の板橋先生の軽妙な司会進行のもと、まず発表順を決めて、下に記す順番でそれぞれのオススメ本のプレゼンを行っていきました。

  • 中川亜里紗さん(経営1年)いしいしんじ『ぶらんこ乗り』新潮文庫
  • 諏訪竜也さん(経営1年) 辻村深月『図書室で暮らしたい』講談社
  • 志田拓哉さん(経営3年) 石持浅海『月の扉』光文社文庫
  • 引地昭人さん(経営2年) 森博嗣『詩的私的ジャック』講談社文庫
  • 小島邦裕さん(経営1年) 青木雄二『ゼニの人間学』ロングセラーズ

5名の学生は緊張しつつも、それぞれの思い入れが現れた中身の濃いプレゼンを行いました。本のここが好きであるという語り、本との出会いについて、中学のとき貴重なお小遣いで本を手に入れた話、小説のモチーフの美しさ、本の著者について、本の題名に込められた意味、本に記された思想への共鳴、などなど多様で聞き応えがありました。

それぞれのプレゼンに引き続き3分程度で質疑やコメントがなされ、5人全員が終わったところで投票タイムに移りました。


話題が本当に豊富であったので、私自身もおおいに迷いつつ投票をしました。結果として、志田さんご推薦の『月の扉』がチャンプ本に選ばれ、ビブリオバトルはお開きになりました。


2015年度東経大教育改革支援制度からの援助を得て活動している「図書部」としてのイベントはこれが最後になるかと思いますが、東経大図書館では今後も学生に本と図書館に親しんでもらうイベントを行っていきます。

「地球の科学」ほか担当の新正がお送りしました。



図書館によるレポート
学生記者によるレポート

2015年12月15日火曜日

ビブリオバトル(教職員編)が行われました

「地球の科学」ほか担当の新正です。

板橋先生解説中
12月15日の夕刻図書館ブラウジングスペースで「図書部」主催のビブリオバトル(教職員編)が行われました。

図書部メンバーの板橋先生からのブリーフィングのあと、登壇者がジャンケンで発表順を決めます。その後、5人の登壇者がそれぞれの推薦本を5分でプレゼン、その後3分程度の質疑応答という流れで行われました。

発表順と推薦本は下の通りです。
(1)板橋先生(経営学部)ピエール・バイヤール 『読んでいない本について堂々と語る方法』筑摩書房
(2)高津先生(経済学部)フランセス・イエイツ『薔薇十字の覚醒―隠されたヨーロッパ精神史』工作舎
(3)新正(経営学部)中川毅『時を刻む湖』岩波書店
(4)田島先生(経営学部)グラハム・アリソンほか『リー・クアンユー、世界を語る』サンマーク出版
(5)笹川さん(学生課)プラトン『饗宴』光文社古典新訳文庫

それぞれが緊張しながらも個性の出たプレゼンを行いました。終了後どの本が読みたいと思ったか投票を行い、5番目の笹川さんご推薦、プラトン『饗宴』が見事1位となりました。

田島先生熱演中
投票結果発表後、聴衆として参加した学生の皆さんの感想を伺いました。その中で、経営学部の先生が多いので、経営に関する本が沢山出てくるのかと思ったら、全然違った、というものがありました。

すなわち推薦本は、自分の好きな本、最近読んで面白かった本、古典などなど思い思いに持ち寄ったものが集まりました。その自由さによって、参加者の興味を広げることができたとすれば、登壇者にとっておおきな喜びと言えましょう。

上に(教職員編)とことわったように、年明け1月14日(木曜)には学生編を行います。好きな本について語ってみたい人の応募をお待ちしています。もちろん当日の観覧も大歓迎です。



・参考 大学ニュース 「白熱! 図書部主催の知的書評合戦「ビブリオバトル」(教職員編)

2015年12月6日日曜日

図書部&TKUサイエンス「ビスマスカフェ」


「地球の科学」ほか担当の新正です。

11月26日の5限に実験ワークショップを図書館ブラウジングスペース等で行いました。このワークショップはTKUサイエンスと図書部共催で、私の担当する「総合教育演習」のゼミ履修生が分担して運営しました。

釣り上げたビスマス結晶
ビスマスは融点が271.5℃であるので、家庭用のコンロや電熱器で融かすことができます。融解したビスマスから結晶化するときに、様々な形状のものができ、酸化皮膜により着色するので、見た目が不思議で美しい結晶ができます。そこで近年演示実験などでしばしば取り上げられています。

ゼミの中でも様々な条件での結晶化を試みていたので、それを公開実験として行い、さらに参加者に楽しんでもらうために、できた結晶を用いたアクセサリ作製を行うことにしました。

まず図書館ブラウジングスペースで、ビスマスの元素としての性質や、今日行うことについて説明するプレゼンテーションを行いました。

その後教室に移動して融解と結晶化の演示実験を見てもらいました。参加者も実際に結晶作製を行ってみたりもしました。

プレゼン中
融解実験を演示

さらに再びブラウジングスペースに場所を移して、アクセサリ作製に臨みます。参加者が思い思いに作業をして、かなり多様な作品が作られました。多くの材料は100均ショップで買えるものを用いました。
いろんなものができました。製作者の個性反映
和やかに?製作中

最後に、本ワークショップの実施にあたっては、図書課はもとより、多くの方々のご助力(ポスター作製、工芸指導等々)をいただきました。記して厚く御礼申し上げます。

2015年12月1日火曜日

図書館総合展でのポスター発表

 「地球の科学」ほか担当の新正です。東経大「図書部」は現在、全学共通教育センター教員の相澤と新正、経営学部教員の板橋が加わって教職共同で活動しています。2013年度の後期よりはじまり、旧図書館の閉館を見届け、新図書館の利用促進に取り組んできました。
 東経大「図書部」は去る11月10日〜12日にパシフィコ横浜で開催された図書館総合展でのポスターセッションに出展してきました。

 図書館総合展は日本の図書館界最大の展示会で、公共・学校等あらゆる館種の図書館についての最新技術やトレンド、学術情報が紹介されるということです。したがって、ポスターセッションも大学のみならず、様々な学校、公共図書館、個人と多様な出展者がそれぞれの取り組みや研究について報告しています。

 「図書部」も活動が3年目に入り、これまでの振り返りを行うとともに、対外的に取り組みを報告するべきと考え、出展した次第です。

ポスターのみならず「図書部だより」なども
併せて展示・配布しました

 図書館総合展では、このようなポスターのみならず、企業、大学その他の展示ブース、多様なフォーラムが展開されており、またグッズや本の販売も行われています。例年この時期に行われるようで、図書館のみならず、本に興味のある人も楽しめる展示会かと思いました。
※次年度は2016年11月8日(火)~10日(木)にパシフィコ横浜で行われるようです。

 発表したポスターは現在図書館1階のブラウジングスペースで展示しています。ぜひご覧ください。



2015年11月19日木曜日

【学問のミカタ】葵祭での講演会報告

「地球の科学」ほか担当の新正です。

11月の共通テーマは「文化祭」ということで、東経大の文化祭→学園祭である「葵祭」での講演会のレポートを行わせていただきます。葵祭のいわれについては経営学部ブログに本藤先生が書かれているのでごらんください。

全学共通教育センター教員の相澤と新正、経営学部教員の板橋が加わって活動している「図書部」が葵祭期間中に図書館で講演会を行いました。葵祭期間中の2日間はオープンキャンパスも行われており、それに対応して図書館も一般公開を行っています。そこでそれに合わせて開催した次第です。

初日の10月31日(土曜日)にはコミュニケーション学部の桜井哲夫先生にご登壇いただきました。桜井先生には、「戦後漫画の原像」と題して、今年3月に出版されたご著書「廃墟の残像」をもとにお話をいただきました。

現在の日本にも存在する廃墟の話から、戦後漫画史と現代史を絡めて、広く、深いお話が展開されました。満州から引き揚げた漫画家、手塚治虫の空襲体験、画法の斬新さ、酒井七馬との確執等々、どんどん興味深いお話が展開されます。劇画が国分寺の「ことぶき荘」から始まったことなど、国分寺関連のお話もふくまれ、聴衆の注意を集めました。最後は、福島原発事故に先だって描かれた『コッペリオン』の紹介でお話を閉じられました。

終了後、この内容を授業で扱っておられるか質問がでて、「 戦後史のなかの日本マンガ」で教授されている旨の返答に、一同、学生が羨ましい、の声が上がりました。

2日目の11月1日(日曜日)には経営学部の大岡玲先生(図書館長)に、「虹や月あかりからおはなしをもらつてきた作家・宮澤賢治」という演題でお話をいただきました。ホワイトボードを用いつつ、90分にわたり、精力的に語っていただきました。講演タイトルの「虹や月あかり…」の一節は数少ない生前に刊行された童話集『注文の多い料理店』の序から引かれたもので、賢治の幻視者としての側面に言及されました。そして賢治の人物像に関する様々な見地から、その作品のパターンについて解説されました。作品の概念化、物語化を嫌うこと、全能感の持ち主でありながら時に無力感に苛まれる振れ幅の大きさ、卑怯な大人が大嫌いでありながら本人はかなり悪質ないたずらをしたことを得々と語るなど善・悪を揺れ動くことなど、複雑な人物像をエピソードや作品例に言及しながら描かれました。

両先生とも大変豊かなお話をしていただき、贅沢な2日間でした。ネット時代ですので、講演についての感想がいくつかネット上にあがっています。下にそれらへのリンクを貼らせていただきます。
【桜井先生の講演の感想&レポート】
Facebook上の投稿Twitterへの投稿
【大岡先生の講演の感想&レポート】
個人ブログTwitterへの投稿

なお、ご講演に合わせて、先生方のご著書に添えて、手塚治虫関連本、宮澤賢治関連本の展示を図書館ブラウジングスペースでおこない、聴講者はもとより、一般の図書館見学者にも手にとってご覧いただきました。
大岡先生のご著書と宮澤賢治関連本
桜井先生のご著書と手塚治虫関連本


「図書部」ではこれまでも、様々なトークイベントなどを行ってきました。その幾つかについて下にリンクします。

トークイベント「宮澤賢治と星と石」(2015年7月9日)
ブックトーク「恋する〈私〉を哲学する」(2015年1月9日)

2015年10月28日水曜日

読書会 J.S.ミル『自由論』レポート

「地球の科学」ほか担当の新正です。図書部で一緒に活動している経営学部の板橋雄大先生に、10月16日の読書会の様子をゲスト執筆していただきました。

                                       

10月16日金曜日に、菊地建至先生をお招きして読書会が行われました。今回のお題本は、J.S.ミルの『自由論』でした。

古典でありながら、現代においても全く色あせることのないまさに名作です。
実は古典の名作って、読書会のテーマ本として考えた時に、新しい解釈の展開の余地があまり残っていない気がして、避けられがちなのですが、そこはやはり百戦錬磨の菊地先生、見事な盛り上がりでした。

ブラウジングスペースが一杯
菊地先生には、昨年も読書会のファシリテーターをお願いしており、その時はニーチェの『喜ばしき知恵』を取り上げられました。その時も大好評で、参加者からは、「まるでニーチェが隣のおじさんであるような親近感を覚えた」という感想も出るほどでした。そのためか、今回も大好評で申込者数は37名にもなりました。

今回は、図書館のブラウジングスペースを使い、菊地先生の周囲を取り囲むようにしての読書会となりました。最初は菊地先生から、ミルの自由論についての簡単な解説や、先生の気になった部分などが紹介され、そのあとで、参加者から本当に思い思いの質問や感想が出されました。中には、自由論の枠組みでとらえきれないような質問もあったようには思うのですが、そうした発言は一つ一つ菊地先生によって、料理され、見事な「自由論」仕立ての一皿となっていました。

議論中
というのも、実は菊地先生は、街中で哲学するための試み「哲学カフェ」を長くおやりになっておられ、様々な参加者との対話を重ねてこられた先生なのです。ですから、今回の参加者からの質問や感想についても、意図を汲んでわかりやすくまとめて下さっていたのが印象的でした。

読書会初参加の方も相当数いたのですが、菊地先生が作り出された流れに乗って、いつの間にか積極的に読書会に参加できていたのは、本当に驚きでした。

参加者の質問のなかで最も面白かったのは、「ミルはなぜ自由論という1冊の本の中で矛盾した発言をしているのか」というものでした。

その点についての議論は、「ミルは確かに矛盾した発言をしているが、それはこの本の執筆された時代背景の中では、やむを得ないものである」という結論になったのですが、古典の名作である『自由論』について、そうした時代背景的な限界が存在しているのは、指摘されるまで想像していなかった参加者がほとんどだったのではないでしょうか。個人的にも、ここは一番の収穫でした。

菊地先生が作り出した「自由論」の世界も、やがては閉幕の時間を迎えます。

とはいえ、その時間があまりにも心地よかったため、読書会の時間が終わっても、ほとんどの参加者が名残惜しく、菊地先生の周りには長く人垣が絶えませんでした。

皆さんも、こんな自由な読書会に参加してみませんか?お問い合わせは図書館カウンターまで。

2015年7月14日火曜日

トークイベント「宮澤賢治と星と石」

「地球の科学」ほか担当の新正です。

7月9日の夕刻17時より、図書館のブラウジングスペースで、「図書部」および「TKUサイエンス」によるトークイベント「宮澤賢治と星と石」を行いました。

昨年秋より6月初めまで、図書館入り口およびOPAC横のブックウォールで「宮澤賢治と不思議な石展」を行いました。それを受けて、自然に親しみ、石や星や生き物のことが作品に多数登場する宮澤賢治の作品世界について、文学・科学を専門とする教員が集まって、自由に語ろう、というものです。

まず図書館長でもある大岡玲先生が宮澤賢治の作品世界について熱く語られました。賢治の人物像からその作品群の特徴について、具体的な例を引きながら詳しく説明されました。

引き続き、新正が鉱物趣味の側面について、賢治の作品にも登場する鉱物標本の実物回覧を含めて話しました。

さらに宇宙物理学が専門の榎基宏先生が登壇されて、『銀河鉄道の夜』の一場面である教室での解説に触れつつ、天の川銀河の認識の話をされ、引き続きプラネタリウムソフトや10の冪乗(Powers of Ten)でのものの大きさの認識を経験できるソフトの紹介をされました。

4人登壇してトークショー。もう外は暗い。
ここで、研究用のクモの採集のため東経大キャンパスを訪れていた元現代法学部教員の中田兼介先生が飛び入りゲストとして加わられて、フリートークに移りました。そこで話は一気に生物のネタに移り、クモの体は死して腐るか?といった話から始まり、大岡先生から、賢治作品における動物や昆虫、植物の扱いについて、さまざまな側面から話題が振られ、トークが弾みました。その後客席からも多くの質問が寄せられ、とりわけ昆虫の振る舞いについての回答には感心されることしきりでした(アリは羽根のないハチ、であるとか、巣の外を歩いて餌取っているのはオバさんのアリである、などなど)。

キャンディ配布。
綺麗に包装していただきました。
天気が良ければ、日没の19時頃より図書館前に望遠鏡を出して惑星などを眺めることも企画していましたが、流石に曇天で残念でした。しかし、トークは19時半過ぎまで続き、終了後も、残った人々で感想戦が行われ20時を大きく回る行事となりました。


賢治についてはまだまだ語るネタは尽きず、また新たなイベントや展示を行いましょうと約して散会しました。

回覧した標本の一部
多数の学生・教職員にお運びいただきましたことに厚く御礼申し上げます。1期の「図書部」イベントはこれで全て終了ですが、2期も多様なイベントを計画しております。多くの方のご参加をお待ちしております。






【参考】
宮澤賢治と不思議な石展

2015年6月28日日曜日

読書会報告:ジャレド・ダイアモンド『文明崩壊』

「地球の科学」ほか担当の新正です。図書部で一緒に活動している経営学部の板橋雄大先生に、読書会の様子をゲスト執筆していただきました。



6月25日に今年度3回目の読書会が行われました。ファシリテーターを担当しました板橋です。今回のお題本は、ジャレド・ダイアモンドの『文明崩壊』でした。

Amazonの歴史・地理ランキングにおいて、ジャレド・ダイアモンドの出した本が、現在の、1位、2位、4位、6位となっていまして、まさにベストセラー作家です。『文明崩壊』は上下巻に分かれた大著ですので、一回で全部は無理。今回は上巻のみをお題本としました。参加者は学生一名と教員三名と私の五人です。

図書館二階のリフレッシュ・スペースを使い、グアテマラ産の「究極のコーヒー」を味わいながらの読書会です。なお、後期には、「至高の紅茶」が提供される読書会を予定しています。もちろん、その回は紅茶と関連する本になります。

コーヒーが供されました!
さてさて、芳醇なコーヒーの香りに包まれながら読書会が始まった訳ですが、いきなりファシリテーターの度肝を抜くような展開になりました。一応、議論の種になるような資料も作っていたのですが、そんなものなくても参加者からは尽きない疑問と、コメントが出されました。

ファシリテーターとしては失格かも知れませんが、私もすぐに「議論の整理役」をほっぽり出して、議論に参加しました。「なぜ、過去の人は文明崩壊に最後まで気がつかなかったのか」、「自分達の文化圏の最後の1本の木を切り倒すとき、その人はどんなことを感じたのだろうか」、「なぜ、その文明の指導者達は、自分達の文明の存続ではなく、崩壊につながることが、ほとんど自明の決断をしたのだろうか」。

リフレッシュスペースでの開催
そうした疑問に、西洋の歴史から高津先生が、地学(氷河期や、気候変動について)から新正先生が、組織および人の行動原理から山口先生が切り込んできます。学生参加者も、負けじと食らいつきます。中には、我々も知らなかったような知識もあり、素晴らしい活躍でした。一人が答えを出せば、他の一人がさらなる疑問を投げかける。

まさに読書会らしい読書会で、私は楽しみながらも「これイベントにしたら十分お金取れるな」とか思っていたわけですが、やがて、リフレッシュルームには我々以外誰もいなくなり、楽しい読書会もそろそろ終了しなくてはいけません。

一応、読書会のまとめとして、結論めいたことを話し始める私ですが、誰も納得してくれません。「これ、下巻読んでもう一回読書会しましょう」、私以外の全員がそう結論して、私の最初のファシリテーターは終わりました。

ファシリテーターとしてはどうだったのかは分かりませんが、参加者が皆、下巻まで読みたいと思ったことは、読書会としては、大成功だったのだと思います。

皆さんも、こんな激論飛び交う読書会に参加してみませんか?お問い合わせは図書館カウンターまで。


P.S この記事を書いている6月27日に、EUが財政危機に直面するギリシャへの金融支援の延長を拒否しました。これで、ギリシャは国家の財政破綻(デフォルト)に陥る危険性が非常に高くなりました。

なぜ、ギリシャの人々は、財政破綻に至るまで状況を悪化させていったのでしょう。ギリシャの指導者達は、なぜ、財政再建ではなく、時間稼ぎを選択したのでしょう。EUの人々は、ギリシャの財政破綻がどのような影響を世界経済に及ぼすか分かっていないのに、なぜ金融支援の終了を決断したのでしょう。

イースター島の文明崩壊の道筋とあまりにも似たこの状況を見ると、我々の文明は、古代から本質的なところでは進歩していないのではないかと思いました。

参考:
読書会とBBQ」(2015年度第2回読書会の模様)
堺学長読書会『本日は、お日柄もよく』」(2015年度第1回読書会の模様)


2015年6月22日月曜日

読書会とBBQ

「外国史I」ほかを担当している高津です。
6月5日(金)に読書会が開催されました。宇野常寛『リトルピープルの時代』(幻冬舎2015年)をネタ本として、村上春樹から平成ライダー、現代文学からサブカルチャーを事例に、現代日本の文化的状況、そこで生きていく私たちの実践のあり方について語り合おう、特に「40代のおじさん」という立場から、大学生である皆さんの意見を聞きたい・・・・と、楽しみにしていたのですが、残念ながらあまり多くの方々に参加いただくことができませんでした。ちょっと本が分厚かったか・・・・しかし、内容的にはとても興味深く、一気に読み通せる本なので、勇気をもって(?)チャレンジして欲しかったと思います。参加者の方々とは、本の内容を踏まえながら、自身のアニメやSNSの体験についても語り合うことができ、とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。参加者の方々に御礼を申し上げます。

6月14日(日)には、この読書会の出席者にも参加していただき、小金井公園でBBQを行いました。東京経済大学の留学生と日本人学生の交流イヴェントの一つです。こちらは(大変喜ばしいことに)50人近い参加者を得ることができました。私も10年ほど前にドイツに3年間留学していましたが、そのときにはドイツ人の学生さんたちに大変お世話になりました。今回はそのときの恩返しのつもりで参加しました。留学生、日本人学生の皆さんの双方にとって、楽しい交流の会となったのであれば嬉しいです(私自身はとても楽しく過ごしました)。今後も国際交流課の職員の方々、留学生チューターの学生諸君とともにこうしたイヴェントを開催していきますので、日本人、外国人を問わず、多くの友人を作って欲しいと思っています。

2015年5月22日金曜日

6月3日「教養入門」公開講義のお知らせ

「地球の科学」ほか担当の新正です。

1年次対象科目「教養入門」では、6月3日(水曜)に宇宙物理学者の池内了先生をゲスト講師としてお迎えします。本講義は公開としますので、興味のある学内のみなさまの聴講を歓迎します。

日時:6月3日(水曜日)1限、2限(同内容です)
場所:A305教室(1号館3階)

池内先生は、宇宙の進化、銀河の形成と進化などを研究対象とされていますが、科学と社会のかかわりについても深く論じ、積極的に発信されています。多数の著書を執筆されており、本学図書館に所蔵されている著書を図書館1階、OPACと並びのブックウォールにまとめて展示しています。こちらもぜひご覧ください。



「教養入門」は1年次1期配当の科目で、1限・2限にそれぞれ3クラスずつ開講し、3名の専任教員がローテーション方式で担当しています。大学での学習の基礎であるだけでなく、自律的で自由な人格を形成するための土台でもある「教養」について個々の学生が考えるきっかけ作りとなることを目指しています。

【参考】教養入門シラバス(水曜1限)(水曜2限


2015年5月11日月曜日

堺学長読書会『本日は、お日柄もよく』

「地球の科学」ほか担当の新正です。

読書会宣伝ディスプレイ!
本日5限に今年度第1回の読書会を開催しました(通算では第12回)。昨年度12月開催分に引き続き、学長の堺先生にファシリテーターを引き受けていただき、図書館1階のブラウジングスペースで行いました。

お題本は原田マハの『本日は、お日柄もよく』です。タイトルからも推測されるように、結婚式のスピーチのエピソードから始まり、スピーチが軸の題材として話が進みます。製菓会社のOLであった主人公が、スピーチライターのお仕事に入り込んでゆくのですが、様々なひとの縁あり、選挙話あり、恋愛ありと盛りだくさんなストーリーが展開します。

まず堺先生からの簡単なブリーフィングのあと、各人が読んだ感想を述べあい、それについて意見交換をしました。

それらを引き取って、総括のあと、堺先生から本の汚し方についても紹介がありました。経済小説の書評を書くことを趣味の一つしているという堺先生の本の読み方として、線を引くこと、付箋を付すこと等々手元の本を取りながら説明されました。

また経済小説が発達しているのは日本独特で、欧米などではむしろ引退した政治家や企業人がノンフィクションを書くことが一般的で、経済小説はある意味それの代わりとなっていることなども話されました。

再び意見交換が一巡した後、堺先生からレジュメが配布され、その中で示されたアドバイスにを参考にして各人が3分間スピーチを行いました。特に話のポイントを2つ考えて、それに基づいて話を組み立ててみよう、という課題を設定されました。

参加者それぞれが話をした後、教員参加者である田島先生、私もスピーチを行わせていただきました。学生のスピーチに対しては堺先生から暖かいコメントをいただきました。お題本の軸の題材に沿った課題を設定されたため参加者にとって良いまとめになりました。そういうこともあるかと予想して、事前に少し考えた、という学生さんもいました。さすが!

今回もブラウジングスペースでの開催で、お天気も良く明るく開放的な雰囲気でした。また、外から見えるので、通る人がちらっと覗いてくださったりも。
ブラウジングスペース。お天気の良い日は本当にいい雰囲気です。

図書館1階のOPAC横では、学長推薦「色んな女性の生き方・働き方」原田マハ小説9選、の企画展示を行っています。今日も複数の方から話題に上った、『楽園のカンヴァス』も展示に含まれています。

企画展示「色んな女性の生き方・働き方」


次回読書会は、6月5日5限に外国史の高津先生にご担当いただいて開催します。お題本は、宇野常寛『リトル・ピープルの時代』幻冬舎文庫です。これから募集をかけますので、ぜひご参加ください。



参考 学長とお仕事小説を読む―第10回読書会―

2015年2月18日水曜日

「こころ」Vol.23のご紹介

現在書店に並んでおります雑誌「こころ」Vol. 23(平凡社)に大岡玲先生(経営学部教授・図書館長・「日本文学II」 ほか担当)のシリーズ短編「男の子の風景」の第十二作(最終回)「ブドリとネネム」が掲載されています。

本学図書館では1階マガジンラックにあります。ぜひご一読を。

宮澤賢治とふしぎな石展もひそやかに続行中です。配布中の水晶は残りわずかです。


参考
「こころ」ふたたび
「こころ」Vo.19のご紹介
「グスコーブドリの伝記」(青空文庫)
「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」(青空文庫)