今回は、国立天文台の野村真理子さんが「コンピュータシミュレーションで迫るブックホール天体の謎」というタイトルでお話しされました。ブラックホールは、その名の通り、宇宙空間に空いた穴のような天体で、光も物質も、一度ブラックホールに吸い込まれると外へ出ることはできません。しかし、宇宙には、明るく輝き、物質をジェットとして放出しているブラックホール天体が多数見つかっています。ブラックホールは、光も物質も吸い込んでしまうのに、なぜ、輝いたりできるのでしょうか?今回のカフェでは、ブラックホールについて分かりやすく解説された後、このブラックホールが輝く謎にコンピュータシミュレーションを使って迫っている最先端の研究が紹介されました。それだけでなく、野村さんが作成にかかわったスーパーコンピュータ紹介の漫画の話や、ハワイ島のすばる望遠鏡に観測に行った時のエピソードも語られ、楽しいカフェとなりました。