2019年12月25日水曜日

TKUサイエンスカフェ「砂の”声”を聞く」

 自然の構造ほか担当の榎基宏です。12月20日(金)に、学習センターにて開かれたTKUサイエンスカフェの報告です。今回の講師は、立正大学地球環境科学部地理学科宇津川喬子さんで、「砂の”声”を聞く」というタイトルでお話しされ、20名近くの方が参加しました。



 講師の宇津川さんは、今年度より、本学で自然地理学の講師を勤めておられます。今回のサイエンスカフェのテーマは、宇津川さんの専門である「砂」でした。「砂」がどのように生まれ、どのように運ばれたのか、を研究することで、どういうことが分かるのかについての科学的な解説をした上で、現代の日本が抱えている「砂」が係わる社会的問題についてお話しくださいました。

 サイエンスカフェは、お菓子を食べ、お茶を飲みながら、最先端の科学研究を気楽に学ぶ場です。本学では、2011年度から、「TKUサイエンスカフェ」と銘打ったサイエンスカフェを開催しています。

参考)これまでのTKUサイエンスカフェのレポート(2017年度以降)
 2017年度第1回「映像世界と身体感覚

 2017年度第2回「時間とは何だろう
 2018年度    「静電気と放電

2019年12月18日水曜日

2019年度「総合教育演習ゼミ報告会」レポート

 12月14日(土)に、全学共通教育センターに所属する教員が担当する「総合教育演習」のゼミ報告会が開催されました。今年度は12ゼミが参加し、発表件数は25件にのぼりました。発表件数が昨年より増えたため、今年度は3会場に分かれての報告会となりました(昨年度までは2会場)。

  総合教育演習のゼミのテーマは、人文学・社会科学・自然科学などなど非常に幅広く、そのため、発表は、内容・スタイル共に各ゼミの個性を反映した、多彩な報告会となりました。報告会終了後は、進一層館交流ロビーで懇親会が行われました。立食のもとで、発表時の質疑応答の続きが行われたりなど、大変盛り上がりました。


  このような報告会で発表すること、そして他のゼミの発表を見ることは、自分たちのゼミ活動を振り返ることにつながります。今回の経験を今後に活かしていってほしいと考えます。「自然の構造」他担当の榎基宏が記しました。


*関連記事
2019年度「総合教育演習ゼミ報告会」のご案内  
2018年度「総合教育演習ゼミ報告会」レポート 
2017年度 総合教育演習「ゼミ報告会」を行いました 
2016年度 総合教育演習「ゼミ報告会」を行いました
2015年度 全学共通教育センター ゼミ報告会が行われました
2014年度 全学共通教育センター ゼミ報告会レポート 
2013年度「総合教育演習」ゼミ研究報告会のご案内  

2019年12月10日火曜日

2019年度「総合教育演習ゼミ報告会」のご案内

 来る12月14日(土)の13:30より、1号館3階A308、A309、A310教室にて、総合教育演習ゼミ報告会を開催します。「総合教育演習」は、全学共通教育センターが開講している教養を学ぶためのゼミで、人文学、社会科学、自然科学の幅広いテーマを対象とする個性豊かなゼミがそろっています。今年度は12ゼミが参加、25ユニットの発表が予定されています。

 このゼミ報告会は、本学在学生はもちろんのこと、在学生の保護者や、高校の先生・生徒・保護者の方々にも公開しています。申し込み不要、出入り自由です。当日は、経済学部のゼミ研究報告会(2号館1,2階)と経営学部のゼミ研究報告会(1号館3,4階)も行われます。これらの会場にも自由に出入りして参観することもできます。

 ゼミ選び中の在学生の方、大学での学びに興味のある方、多くのご来場をお待ちしています。

(参考)昨年度のゼミ報告会の様子
       ・2018年度「総合教育演習ゼミ報告会」レポート

2019年12月3日火曜日

最近の図書館いろいろ

 倫理学とフランス語担当の相澤伸依です。この秋冬も図書館で選書展示を企画しました。

  一つ目は「食の本」展示。五人の同僚と一緒に食をテーマにおすすめの本を選び、展示しています。 選書展示を通じて、自分一人では出会えなかった本に出会うことが嬉しく、また同僚が紹介した本を読んで同僚の人となりを知るのが楽しい。それがモチベーションとなって毎年展示を企画しています。いわば私の楽しみに協力してくれる同僚には感謝しかありません。

図書館ご担当者の手の凝ったPOP
本棚の様子
 









 もう一つの展示は、11/26に実施したブックトーク「急に具合が悪くなる」との連動選書です。同イベントのゲスト磯野真穂さん(人類学者)と私の二人で、おすすめの本を選びました。 磯野さんは、宮野真生子さん(哲学者)との共著『急に具合が悪くなる』(晶文社)を今年9月に出版されました。この本は、癌を患い死を前にした宮野さんと磯野さんによる往復書簡をまとめたもの。悲しい闘病記ではなく、病と死を背景に展開する奇妙な思想書です。宮野さんは闘病の末に7月末に逝去され、この本は死後出版となりました。私にとって、宮野さんは優れた研究仲間であり大事な友人でした。彼女の最後の思索をぜひとも多くの学生に伝えたいと思い、このイベントと選書展示を企画した次第です。 展示では、同書の提起する問題について考察を深める材料になる本を並べています。

ブックトーク当日の様子
宮野さん、磯野さんのお仕事も紹介しています

 「食の本」展示と「急に具合が悪くなる」展示、いずれも、図書館一階ブックウォールDで展開中です。夜が深まるこの季節、本に出会う機会にしていただければ幸いです。