2020年2月20日木曜日

2019年度「総合教育研究発表会」レポート

 2月3日(月曜日)に、「総合教育研究」の発表会が行われました。「総合教育研究」は、全学共通教育センターが開講する卒業研究・制作に相当する科目で、2年次以降のゼミである「総合教育演習」で学んだ成果を発展させて、論文や制作にまとめあげるものです。2014年度より、全学共通教育センターの公式行事として発表会を開催しています。

 今年度は、発表会の日に都合の合わない学生もいたため、発表者の学生は、阿部先生(数学)、高井良先生(教育学)ご担当の2名と少数でした。しかし、どちらの発表もしっかりとしたものであり、予定時間を超えてかなり多様な質疑が活発に行われました。発表終了後、発表学生をねぎらい表彰が行われました。その後も、コーヒーとお菓子を楽しみながら、議論を続けるなどして個別にさまざまな振り返りがなされました。


発表の様子

 発表された学生さんはお疲れ様でした。またご聴講いただいた学生さん、先生・職員のみなさんには厚く御礼申し上げます。「自然の構造」他担当の榎基宏が記しました。

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2020年2月5日水曜日

英語FDミーティング第二弾
CEFR(セファール)ワークショップ開催!

 英語・言語学担当の小田登志子です。期末定期試験が終わった2020年2月1日に,2019年度の英語FDミーティング第二弾として,CEFRワークショップが開催されました。今回はゲスト講師として茨城大学の永井典子先生と東海大学のジェームス・ダン先生をお迎えしました。

 センター英語グループでは,英語科目を担当する教員全員を対象とするFDミーティングを1年に1~2回行っています。この日も約30名の英語の先生方がFDミーティングに参加しました。

英語の先生方が多数参加しました
グループ活動にトライ!

 CEFR(セファール)とはCommon European Framework of Reference for Languages(ヨーロッパ言語共通参照枠)の略語です。CEFRは外国語学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドラインで,習熟度をA1~C2までの6段階で表します。欧州から使用が広まり,現在では世界各国で用いられています。日本の大学生が使用する英語テキストにも「CEFR B1 Level」といった表示があるのを見たことがある人もいるかもしれません。

 CEFRは最近の日本の英語教育において重要なトピックの一つとなっています。というのも,CEFRは学習者の習熟度やテキストのレベルを判断するなど,様々な場面で用いられるようになったからです。文科省が進めている大学入試改革においても,英語外部検定試験対照表の基準として使われています。

 永井典子先生からは,CEFRについての詳しい解説が行われました。ジェームス・ダン先生からは東海大学で行われているCEFRを活用したカリキュラムの紹介がありました。

講師の永井典子先生
講師のジェームス・ダン先生

 休憩時間にはコーヒーやお菓子を囲んであちこちでおしゃべりの花が咲きました。非常勤の先生方は決まった出講日があるため,FDミーティングは普段顔を合わせる機会がない先生方と交流する貴重な機会となっています。

コーヒーとお菓子で一休み
 「お久しぶりですね!」

 このFDミーティングを企画・運営したのは英語特任講師の小坂恵理子先生,小林かおる先生,ステファニー・トゥンチャイ先生,堀口優子先生です。先生方のご活躍で実り多いワークショップになりました。

(左から)英語特任講師の小坂先生,小林先生,
トゥンチャイ先生,堀口先生。ご苦労様でした!

 センター英語グループは今後もFDミーティングを通して教育技術の向上を目指すとともに,教員間での交流を深めていきたいと考えています。

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