2014年7月14日月曜日

革命記念日にフランス本を読む ―第六回読書会―


フランス語と倫理学担当の相澤です。本日夕刻に、第六回読書会を開催しました。

今日7月14日はフランス革命記念日。パリでは革命を記念したパレードが行われ、花火が上がります。この日に読むにふさわしい本....と思案した末、課題本として小田中直樹『フランス 7つの謎』(文春新書、2005年)を選びました。タイトル通り、フランス社会を7つの切り口から解説した本です。

参加者は、初めての方一名を含む三名。最初に、パリのパレードの映像を見て、遠いフランスに思いを馳せました。続いて、参加者それぞれに、印象に残ったところを語ってもらいました。フランスが超学歴社会であること、ストライキがしょっちゅう起こることなど、日本とは異なる社会の有り様に、みな関心を持ったようです。違う社会を知った上で、翻って日本社会について考えてみようというのが今回の裏の趣旨。1時間半の間、フランスについて語るより、日本について語った時間の方が長くなりました。
課題本と関連して紹介した本。

最後に参加者に読書会の感想を尋ねたところ、「日頃私たちが持っているフランスのイメージとは違う側面が知れて面白かった」とのコメントをもらいました。本を通じて知識を得る、そして視野を広げるというのは、読書の醍醐味です。それをみんなで味わえてよかった!

新正先生も飛び入り。


1期の読書会は今日で終了。2期にも引き続き開催したいと思います。興味のある方は、図書館内のポスター・チラシをチェックしてみてください。