今回のお題本は、白熱教室で有名なマイケル・サンデル『これからの正義の話をしよう』です。土曜日の午後、図書館1階ブラウジングスペースに、この本を手にした学生五名と教員三名が集まりました。今回は、初の試みとして、学外からゲストファシリテーターをお招きし、内容についてレクチャーをしていただいたうえで、議論する形式を取りました。
今回のゲストは、現代政治哲学の研究をされていた池田誠先生です。池田先生からは同書第八章「誰が何に値するか アリストテレス」を取り上げる旨、指示されていたので、参加者はそこを熱心に読み込んで準備してきました。読書会が始まり参加者自己紹介した後、池田先生がスライドを使いながら八章の議論の背景や論点をコンパクトに説明してくださいました。
レクチャー中の池田先生 |
サンデルの議論は確かに難しいのですが、参加者は、池田先生のレクチャーや意見の出し合いを通して、本の内容理解を深めました。そして、正義は実は日常生活と結びついていること、正義についていろんな意見があり得ることを体感したようです。自分では気づけない視点を知ることができるのが、読書会の醍醐味ですね。
東経大 白熱教室中。 副学長の福士先生が 飛び入り参加してくださいました。 |
図書部では、今後も読書会や図書館見学ツアーなど様々なイベントを企画しています。図書館のサイトや、図書部のtwitterをぜひチェックしてみてください。
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