2015年12月6日日曜日

図書部&TKUサイエンス「ビスマスカフェ」


「地球の科学」ほか担当の新正です。

11月26日の5限に実験ワークショップを図書館ブラウジングスペース等で行いました。このワークショップはTKUサイエンスと図書部共催で、私の担当する「総合教育演習」のゼミ履修生が分担して運営しました。

釣り上げたビスマス結晶
ビスマスは融点が271.5℃であるので、家庭用のコンロや電熱器で融かすことができます。融解したビスマスから結晶化するときに、様々な形状のものができ、酸化皮膜により着色するので、見た目が不思議で美しい結晶ができます。そこで近年演示実験などでしばしば取り上げられています。

ゼミの中でも様々な条件での結晶化を試みていたので、それを公開実験として行い、さらに参加者に楽しんでもらうために、できた結晶を用いたアクセサリ作製を行うことにしました。

まず図書館ブラウジングスペースで、ビスマスの元素としての性質や、今日行うことについて説明するプレゼンテーションを行いました。

その後教室に移動して融解と結晶化の演示実験を見てもらいました。参加者も実際に結晶作製を行ってみたりもしました。

プレゼン中
融解実験を演示

さらに再びブラウジングスペースに場所を移して、アクセサリ作製に臨みます。参加者が思い思いに作業をして、かなり多様な作品が作られました。多くの材料は100均ショップで買えるものを用いました。
いろんなものができました。製作者の個性反映
和やかに?製作中

最後に、本ワークショップの実施にあたっては、図書課はもとより、多くの方々のご助力(ポスター作製、工芸指導等々)をいただきました。記して厚く御礼申し上げます。