2013年9月13日金曜日

海外ゼミ研修 in Hawaii

「地球の科学」担当の新正です。

去る9月3日〜9日に榎ゼミ(天文学)、新正ゼミ(地球科学)合同で、海外ゼミ研修を行い、ハワイ島に出掛けてきました。なお、経営学部の柳瀬・安田ゼミとも多くの行程をともにしました。

 5泊7日の日程の中で、担当教員のそれぞれの専門と関連した見学を行いました。いくつか、その様子をご紹介します。

《星空観察》
 太平洋の真っ只中にあるハワイ島には、4000メートル級の火山が2座あり、そこは澄んだ空気と高い晴天率のため、天体観測の好適地として知られています。とりわけマウナケア山(標高4205 m)の山頂付近には日本の「すばる望遠鏡」ほか、世界各国の高性能な望遠鏡、天文台が林立することで知られています。
 
 今回は、山頂までゆくことは叶いませんでしたが、中腹の約2800 m付近にある、オニヅカ・センター付近で、サンセットを楽しみ、星空を観察するツアーを9月5日の午後に行いました。
 
 午後にホテルからバスでオニヅカ・センターに移動しました。完全に曇りで、先行きが危ぶまれます。オニヅカ・センターから、100 m程高い小山に登って、サンセットを待ちますが、雲の中でした。残念。
 
雲の中でサンセットを待つ人びと。
お弁当をいただきつつ、暗くなるのを待ちます。やがて雲の頂がだんだん標高を下げてゆき、一つ、二つと星が現れ、期待感が高まります。すっかり暗くなるころには、満天の星空となりました。マウナケアの山すれすれに低く北極星が光り、北斗七星のひしゃくの部分だけが見えます。何より頭上に雲のように見事な天の川が流れます。

天の川を眺める学生たち
これほど多くの星が見える空を経験したことのある学生は、ほとんどいなかったのではないでしょうか。時に、クルマがやってきて、ヘッドライトが光ると、いきなり空が暗くなります。人工的な光があるとこのような星空を見ることは叶いません。

 ガイドの青木さんはレーザーポインターを用いて、次々に星座を解説して下さいました。そして、望遠鏡で土星の輪、宝石のようなベガを見て、星空観察を終えました。

 本当に晴れて良かった。満足してバスに揺られ、22時過ぎにホテルに帰着しました。(火山編に続く


マウナケア山の高山植物「銀剣草」
海外ゼミ研修 in Hawaii(続)
海外ゼミ研修 in Hawaii (続々)