2013年9月20日金曜日

海外ゼミ研修 in Hawaii (続)

「地球の科学」担当の新正です。

9月13日の記事の続編です。榎ゼミ、新正ゼミ(+柳瀬ゼミ、安田ゼミ)合同の海外ゼミ研修での模様をお届けします。今回は火山編です。

《ハワイ島1周ツアー》
9月4日は朝からホテルビュッフェで朝食を摂った後、バスに乗り込み、反時計回りでハワイ島を1周しました。コーヒーベルトを通り、マウナロア山の溶岩流を横目にバスは進みます。
ハワイ島の南端部を通過して、まずは黒砂海岸に降りました。ハワイ島を構成する玄武岩質の溶岩が急冷してガラス状になったものの砂粒から構成されている砂浜で、独特の光沢が綺麗です。運が良ければ、といわれていたアオウミガメに会うことができました。
接近してはいけない、といわれて亀さんを遠巻きに見守る人々
黒砂に寝そべるアオウミガメ
さらに、ハワイ火山国立公園に入ってゆきます(世界自然遺産です)。Volcano House(Since 1846、Mark Twainも泊まったということで有名)で昼食をいただいた後(美味しいコーヒーをいただきました→Konaコーヒーではなく、Kauコーヒー。いろいろブランド争いがあるようです)、ジャガー博物館を訪れ、キラウエア火山のカルデラとハレマウマウ火口を眺めました。雄大な景色に、盛んにシャッターが切られます。

さらに、公園内で移動して、Thurston Lava Tubeに向かいます。付近は標高1200 m程度あるので、もともと涼しいのですが、さらに、涼しい洞窟の中を歩きます。これは周囲が固結し、内部が未固結の溶岩流が流れたあとが空洞として残ったものです(富士山の風穴などと同様で,流動性の高いマグマの溶岩流にできやすいといわれています)。

カルデラを眺める学生たち
溶岩トンネルを進む
キラウエア火山を観察したあとは、ヒロ、ワイミアなどの街、有名なパーカー牧場、コハラ山などを車窓で眺めながら、ホテルへ夕方帰着しました。

途中休憩のドライブインでのマラサダ工房。ハワイ島でしばしば
売っている、揚げパンにいろいろなフィリングが入ったおやつ。
甘い。