2013年7月10日水曜日

TKUサイエンスカフェ(7月9日)

7月9日の4時限に学習センター講座スペースをお借りして、今年度1回目の「TKUサイエンスカフェ」を開催しました。学生・教職員、計31名の参加を得ました。


講師 斎藤貴之氏 (東京工業大学 地球生命研究所)
演題 「この夏、天の川銀河の超巨大ブラックホールに接近するガス雲の運命」

まず、天の川銀河の中心部にある、超巨大ブラックホールにガス雲が接近しつつあり、今夏最接近しそうであると、観測により予想されていることについて説明されました。

そして、ガス雲の挙動の理論予測について、3次元のコンピューターシミュレーションの美しいムービーに基づいて解説され、最接近時に太陽光度の数十倍の光を発する可能性を指摘されました。

このイベントについては、世界各地の観測施設が注目しており、理論予測が即、観測結果によって試される、という点においても、きわめて興味深いものである,ということでした。

多数の参加をいただき、かつ学生、教員からもあれこれ質疑がなされました。さらに、終了後も残った学生を交えて、よもやま話が行なわれました。

サイエンスカフェは今年度あと1回、後期に開催を予定しております。今後もオープンな雰囲気で対話ができる場として、行なえればと考えております。